解説
米軍がまだアイスランドに駐留していた50年代を舞台に、ある大家族の肖像を描く作品。監督は「コールド・フィーバー」のフリドリック・トール・フリドリクソン。製作はフリドリクソン、ぺーター・ロンメル、エイイル・オーゼガード、ペーター・アールベーク・ヤンセン。脚本はエイナル・カラソンで、原作は彼による同名のベストセラー小説。撮影はアリ・クリスティンソン。音楽はヒルマル・オルン・ヒルマルソン。音響はキャルタン・キャルタンソン。美術はアオルニ・パオッル・ヨハンソン。編集はスティングリムール・カールソン、スクーレ・エリクセン。出演は、フリドリクソン作品の顔となっているギスリ・ハルドルソン、アイスランドでは大人気のバルタザル・コルマキュルほか。
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「精霊の島」のストーリー
50年代のレイキャヴィク。米兵が残していったバラックに住むカロリナ(シギュルヴェイ・ヨンスドッティール)の家は、四世代が一緒に住む大家族。不思議な霊能力を持つカロリナとその夫トマス(ギスリ・ハルドルソン)の娘ゴゴは、米兵と再婚して渡米することになる。ゴゴの長男バディ(バルタザル・コルマキュル)はゴゴの後を追うが、数年後アメリカかぶれとなって帰郷。そんなバディの自分勝手な振る舞いが、やがて周囲に不協和音を奏でていく。ある晩、バディが結婚相手の娘、フヴェラゲルズルを家に連れてきた。彼女は、バディの弟ダンニ(スヴェイン・ギェイルソン)が密かに思いを寄せていた相手だ。ダンニは絶望するが、それをバネに頑張り、念願の飛行士になることができた。ダンニは一躍ヒーローに。一方、それが面白くないバディは、ゴゴのいるアメリカへ逃げることにした。そんな時、カロリナが飛行機事故を予言。死んだのはダンニだった。葬式のため、ゴゴとバディが帰郷。ゴゴは再婚相手の米兵と別れ、今度はノルウェー人と結婚することになった。バディは相変わらず酔い潰れている。家族の住んでいたバラックは取り壊され、皆は、公団アパートへと引っ越しすることになった。
「精霊の島」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「精霊の島」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アイスランド |
製作年 | 1996 |
公開年月日 | 1998年12月26日 |
上映時間 | 103分 |
製作会社 | アイスランディック・フィルム・コーポレーション作品 |
配給 | ユーロスペース |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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