解説
20世紀初頭、帝政ロシア最後の皇帝の末裔アナスタシアの冒険を描いたアニメーション大作。監督・製作はディズニー出身で「リトルフットの大冒険 謎の恐竜大陸」のドン・ブルースとゲーリー・ゴールドマンのコンビ。製作総指揮は「トイ・ストーリー」に参加したモーリーン・ドンリー。脚本はスーザン・ゴーシエ、ブルース・グラハム、「ノートルダムの鐘」のボブ・ズディカーとノニ・ホワイト、アニメーション脚色はエリック・タックマン。オリジナル・スコアは「ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合」のデイヴィッド・ニューマンが手掛け、劇中の歌は作詞をリン・アハーンズ、作曲をスティーヴン・フラハーティ。声の出演は「恋におぼれて」のメグ・ライアン、「真夜中のサバナ」のジョン・キューザック、「バードケージ」のハンク・アザリア、「美女と野獣」の名優アンジェラ・ランズベリー、「アダムス・ファミリー」のクリストファー・ロイドほか。
映画館で観る
配信で観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「アナスタシア」のストーリー
1916年、ロシア。皇帝のロマノフ一族は王制300年を祝う。そんな幸せも束の間、妖僧ラスプーチン(声/クリストファー・ロイド)が一族に呪いをかけた。ロシア革命が始まり、末娘アナスタシア(声/キルステン・ダンスト)は召使いの少年ディミトリのおかげで宮殿を抜け出すことが出来たが、ふたりは離ればなれに。革命から10年。セント・ペテルベルグ。18歳になる孤児アーニャ(声/メグ・ライアン)には子供の頃の記憶がなく、手元には「パリで会いましょう」と刻まれたネックレスだけ。パリへ向かうアーニャは、かつての王宮に住む若者ディミトリ(声/ジョン・キューザック)と知り合う。アーニャの脳裏に記憶の断片がよみがえる。ディミトリはアーニャを偽の皇女に仕立て、 ロマノフの生き残りのマリー皇太后(声/アンジェラ・ランズベリー)から謝礼金を巻き上げようと、彼女の旅に同行。一方、蝙蝠のバルトーク(声/ハンク・アザリア)からの知らせでラスプーチンが執拗に追跡、一行は苦難の末、ようやくパリにたどりついた。ディミトリはアーニャが本当のアナスタシアであることに気付き、彼女に恋をした。ディミトリはマリーにアーニャを引き合わせ、アーニャは全ての記憶が蘇った。謝礼を受け取らずにディミトリは去った。マリーはディミトリの本当の気持ちを知る。アナスタシアの社交界デビューの日、そこにもラスプーチンの魔の手がしのびよる。間一髪のところにアナスタシアを助けにディミトリが帰ってきた。アナスタシアたちは力を合わせ、ラスプーチンの野望を打ち砕く。王冠を手にしたアナスタシアだったが、彼女はディミトリと一緒に生きることを選ぶのだった。
「アナスタシア」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「アナスタシア」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 歴史劇 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1997 |
公開年月日 | 1998年8月29日 |
上映時間 | 94分 |
製作会社 | 20世紀フォックス映画作品 |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD/DTS/SDDS |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1998年5月下旬号 | スペシャル・セレクション 夏休み映画特集・洋画篇 アナスタシア |
1998年6月上旬号 | スペシャル・セレクション アナスタシア |
1998年7月下旬号 | 作品特集 アナスタシア 作品評 |
1998年8月下旬特別号 |
巻頭特集 ガンダム20年 あるいはアニメーション1998 座談会「ムーラン」と「アナスタシア」ディズニーアニメの流れ おかだえみこ×鈴木伸一×森遊机 巻頭特集 ガンダム20年 あるいはアニメーション1998 「アナスタシア」作品評 |
1998年9月上旬号 | COMING SOON【新作紹介】 アナスタシア |
1998年9月下旬号 | 外国映画紹介 アナスタシア |