解説
愛し信じていた妻と夫を失った男女の恋の行方を描く大人のラヴ・ストーリー。監督・製作(助演も)は「サブリナ」「アイズ・ワイド・シャット」(出演)のシドニー・ポラック。原作はウォーレン・アドラー(製作総指揮も)の同名作(ハヤカワ文庫刊)で、脚本は「青春の輝き」のダリル・ポニックサンと「愛と哀しみの果て」のカート・ルーデック。製作総指揮は「ジョー・ブラックをよろしく」のロナルド・L・シュワリー。製作は「ホワイト・ファング」のメアリーケイ・パウエル。撮影は「ラリー・フリント」のフィリップ・ルースロ。音楽は「微笑みをもう一度」のデイヴ・グルーシン。美術は「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」のバーバラ・リング。編集は「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」のウイリアム・ステインカンプ。衣裳は「メッセージ・イン・ア・ボトル」のバーニー・ボラック。ポラック監督の兄弟である。出演は「6デイズ/7ナイツ」のハリソン・フォード、「モンタナの風に抱かれて」のクリスティン・スコット・卜ーマス、「ミミック」のチャールズ・ダットンほか。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ランダム・ハーツ」のストーリー
ワシントン。警察の内務調査室巡査部長ダッチ(ハリソン・フォード)は、愛妻ペイトン(スザンナ・トンプソン)が出張旅行中に乗っていた旅客機がチェサピーク湾に墜落したというニュースに愕然とし、深い悲しみ沈んでいた。だが事故後、ニューヨークへの出張と偽ってフロリダへ向かっていたこと、機内で隣の座席同士だった男性、チャンドラーの妻を名乗って搭乗していたことを知る。さらにふたりの遺品から同じ部屋の鍵が発見され、信じていた妻の裏切りにショックを受ける。妻の不倫を事実だと認めきれないダッチは調査を始め、チャンドラーの未亡人ケイに接触する。再選を目指して選挙運動中のニュー・ハンプシャー州選出の下院議員であるケイ・チャンドラー(クリスティン・スコット・トーマス)は、真相究明に消極的な姿勢をみせる。ケイは夫の裏切りに心を痛めながらも、それが政治上のスキャンダルになることを恐れ、終わってしまったことをあれこれ詮索しても無意味だと考えていた。しかし、いつしかダッチの情熱に突き動かされていく。職業柄忙し過ぎたダッチは亡き妻を、選挙のことで頭がいっぱいになっていたケイは亡き夫の心を、本当には理解していなかったことに気づき始める。互いに似た性質を持つふたりは、愛するものを失った悲しみを抱えながら次第に惹かれあってゆく。しかし、ふたりが連れだってマイアミのビーチを歩く姿が大々的に報道され、選挙を控えたケイは窮地に立たされてしまう。ダッチは立候補を辞退しようとするケイを励まし、ふたりは別れを決意する。数年後、再会したダッチとケイは、互いにまだ想いが残っていることを知り、ふたりの将来に明るい希望が持てることを確認し合うのだった。
「ランダム・ハーツ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ランダム・ハーツ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1999 |
公開年月日 | 1999年12月18日 |
上映時間 | 132分 |
製作会社 | ラスター・ミラージュ・エンタープライズ作品(コロンビア映画提供) |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD/ドルビーSR/SDDS |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2000年1月下旬号 | 劇場公開映画批評 ランダム・ハーツ |
2000年2月下旬決算特別号 | 外国映画紹介 ランダム・ハーツ |