解説
1977年夏のNYで実際に起こった“サムの息子”連続殺人事件で人生を狂わせた人々の姿を描くドラマ。監督は「ラストゲーム」のスパイク・リー。脚本はリー、ニューヨーク演劇界で活躍する「セレブリティ」のヴィクター・コリッチオと「オフィスキラー」のマイケル・インペリオーリ。撮影は「I SHOT ANDY WARHOL」のエレン・クラークス。音楽は「ゲット・オン・ザ・バス」のテレンス・ブランチャード。出演は「ロミオ&ジュリエット」のジョン・レグイザモ、「シン・レッド・ライン」のエイドリアン・ブロディ、「ルル・オン・ザ・ブリッジ」のミラ・ソルヴィーノほか。
ユーザーレビュー
「サマー・オブ・サム」のストーリー
1977年、夏。NY、ブルックリン。“サムの息子”連続殺人事件で町全体が震撼した頃。イタリア系コミュニティで暮らす色男ヴィニー(ジョン・レグイザモ)は美しい妻ディオーナ(ミラ・ソルヴィーノ)がいながら浮気癖がやまない。そんな矢先、妻の従妹と浮気した彼は偶然事件の現場に遭遇し、人生が狂い始める。そんな折り、親友のリッチー(エイドリアン・ブロディ)がロンドンから帰ってくる。折しも到来したパンクブームに感化された彼は髪をとがらせ、町でひとりだけ浮いた存在に。淫乱女と後ろ指を指されるルビー(ジェニファー・エスポジート)はそんな彼に接近、彼の唯一の理解者となった。だが、「サムの息子」の凶行はやまず、町では犯人捜しが過熱しきっていた。このため、町の顔役から命令を受けたヴィニーの友人連中は、ひとりだけ変わった格好をして、さらに小遣い稼ぎのため男性ストリップをしている“変態”のリッチーこそ犯人だと決めつけてしまう。リッチーをかばっていたヴィニーだが、折悪くディオーナが彼の浮気を知って去った。ヴィニーは仲間に脅されるまま、リッチーを外に連れ出し、彼はリンチを受けた。制止に入ったリッチーの義父は真犯人がつかまったというニュースを伝え、リッチーの命を救う。事件はNYの人々の記憶にいまだ残っている。
「サマー・オブ・サム」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「サマー・オブ・サム」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1999 |
公開年月日 | 2000年4月15日 |
上映時間 | 142分 |
製作会社 | 40エーカーズ&ミュール・フィルムワークス作品 |
配給 | ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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