リプリー
りぷりー The Talented Mr. Ripley- 上映日
- 2000年8月5日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 1999
- 上映時間
- 140分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- サスペンス・ミステリー
解説
富豪の放蕩息子になりすます貧乏青年の姿を描くサスペンス。原作はパトリシア・ハイスミスの小説『リプリー』(角川文庫刊)で、ルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」(60)に次ぐ2度目の映画化。監督・脚本は「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ。撮影のジョン・シール、音楽のガブリエル・ヤレドは「イングリッシュ・ペイシェント」に続く参加。出演は「ドグマ」のマット・デイモン、「イグジステンズ」のジュード・ロウ、「恋におちたシェイクスピア」のグウィネス・パルトロウ、「エリザベス」のケイト・ブランシェット、「ハピネス」のフィリップ・シーモア・ホフマン、「キャリア・ガールズ」のジャック・ダヴェンポートほか。
ユーザーレビュー
「リプリー」のストーリー
1958年、ニューヨーク。貧乏青年トム・リプリー(マット・デイモン)は、日銭稼ぎのピアノ伴奏のために赴いたガーデンパーティで、造船業界の大物ハーバート・グリーンリーフ(ジェームズ・レブホーン)と知り合う。彼はイタリアで放蕩生活を送る息子ディッキー(ジュード・ロウ)を連れ戻してほしいとトムに頼んだ。早速ナポリへ飛び、ディッキーに会うトム。作家の卵のマージ(グウィネス・パルトロウ)と豪奢な同棲生活を送っていたディッキーは、父からの命令を聞いて迷惑がるが、トムがジャズ・ファンと知るや、彼をクラブに連れ出す。全てが物珍しいトムをセイリングやジャズクラブに連れ回して遊び回るディッキー。やがて、トムはひそかにディッキーに愛情を抱くようになる。だが、ほどなくディッキーは彼を邪魔者扱いしはじめ、やがて父親からトムを解任する旨の手紙が来たのを契機に、ディッキーはトムに決別を宣言。お別れにサンレモへ小旅行に出かけたふたり。だが、ボートで海上に出たところ、言い争いになり、はずみでトムはディッキーをオールで撲殺してしまった。死体とボートを沈めた彼は、ホテルのフロントでディッキーに間違われたことで、ある計画を思いつく。自分がディッキーになりすますのだ。マージにディッキーから預かったという別れの手紙を渡し、ローマではひとり二役で別々のホテルに宿泊。そんなトムをディッキーの旧友フレディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)が怪しみはじめたが、トムは彼を事故死に見せかけて殺害した。いっぽう、ローマではイタリア行きの船中でディッキーと偽って知り合った名家の令嬢メレディス(ケイト・ブランシェット)と再会。トムは彼女をエスコートしていたピーター(ジャック・ダヴェンポート)と知り合い、やがてお互いに好き合う仲に。トムがディッキーを殺したとにらみ、グリーンリーフ氏を呼んで捜査をはじめたマージの追及も逃がれ、ピーターとふたり船旅に出るトム。だが、船内でトムは何とメレディスに邂逅。彼女はいまだ彼がディッキーだと信じており、ピーターと会うと真相がばれる。かくしてトムは、愛するピーターをわが手にかけるのだった。
「リプリー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「リプリー」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1999 |
公開年月日 | 2000年8月5日 |
上映時間 | 140分 |
製作会社 | ティムニック・フィルムズ=ミラージュ・エンタープライズ作品(パラマウント映画=ミラマックス映画提供) |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2000年2月下旬決算特別号 | スペシャル・グラビア 「ザ・ビーチ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ストーリー・オブ・ラブ」「マグノリア」「リプリー」「理想の結婚」 |
2000年7月下旬号 |
作品特集 「リプリー」-ジュード・ロウの誘惑 マット・デイモン インタビュー 作品特集 「リプリー」-ジュード・ロウの誘惑 アンソニー・ミンゲラ監督 インタビュー 作品特集 「リプリー」-ジュード・ロウの誘惑 作品評 作品特集 「リプリー」-ジュード・ロウの誘惑 新世紀を魅了する男、ジュード・ロウ |
2000年8月下旬夏の特大号 | 新作紹介 リプリー |
2000年9月上旬号 | 劇場公開映画批評 リプリー |
2000年10月上旬秋の特別号 | 外国映画紹介 リプリー |