アンジェラの灰
あんじぇらのはい Angela's Ashes- 上映日
- 2000年10月28日
- 製作国
- アメリカ アイルランド
- 制作年
- 1999
- 上映時間
- 145分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
-
ミャーノフ大佐
アラン・パーカーの最後から2番目の映画だった。「エビータ」はちょっといただけない映画だったがこの作品は力のある映画だった。ただ、原作があり、大きな山場がある、というわけではない。
映画のタイトルや、スチールなどから北欧の映画化と思っていたけど、アイルランドでした。ほぼオランダと同じくらいの緯度だから北欧に近いかな。
主人公はアメリカからアイルランドに戻った家族の長男で、アイルランドで成長して再びアメリカに行くまでを描いている。
アイルランドの最貧層の生活をよく描けている。それにしても貧しいなあ。旦那はたまに働いたらその金を全て飲んでしまって、お金を家に入れないで、二日酔いで職場を首になり。ロンドンに出稼ぎに行ってそのまま帰ってこず。家々は石造りになっているのにトイレがなくて、バケツにして一杯になったらそのまま道に捨てて。大の方はどうしていたんだろう。それに、始終雨が降っている。いかにアイルランドが貧しかったかをとことん描いている。
アイルランド移民はよく映画の題材になっている。「アイリッシュマン」、「ブルックリン」、「処刑人」など。アメリカ移民というとイタリアマフィアを思い出すが、アイルランド人も結構多いんだな。やっぱり貧しかったんだな。
父親役のロバート・カーライルはなんかで観ているよなあ、と思っていたら「フル・モンティ」の主役でした。「トレインスポッティング」の方は記憶にありません。
アラン・パーカーはイギリス人なのだが、なんでアイルランドを題材に映画を作ろうと思ったのだろうか。単純に原作に興味が引かれたのか。近親憎悪できちんと描けないのではと思ったが、ちゃんと描けている。(あるいはあそこまで貧しくないか?)
彼には、もう少し長生きして、さらに作品を撮ってほしかった。
母親の名前がアンジェラ。でも映画では死んでいない。タイトルの「アンジェラの灰」とは?
「アンジェラの灰」のストーリー
「アンジェラの灰」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「アンジェラの灰」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ アイルランド |
製作年 | 1999 |
公開年月日 | 2000年10月28日 |
上映時間 | 145分 |
製作会社 | ダーティ・ハンズ・プロダクション |
配給 | アスミック・エース |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD/ドルビーSR/DTS |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2000年11月上旬特別号 | 新作紹介 アンジェラの灰 |
2000年11月下旬特別号 |
企画特集 アイルランドの郷愁 いつか見た風景のある映画 フランク・マコート(「アンジェラの灰」原作者) インタビュー 企画特集 アイルランドの郷愁 いつか見た風景のある映画 作品評「アンジェラの灰」 |
2000年12月上旬号 | 外国映画紹介 アンジェラの灰 |
2001年1月上旬新年特別号 | 劇場公開映画批評 アンジェラの灰 |