解説
社会からの疎外感に悩む青年と女子高生が雑貨店での出会いを通し、やがて再生していく姿を描いたドラマ。監督は、本作が本篇デビューとなる濱田樹石。嶽本野ばらによる同名短篇を基に、濱田監督と鷲見剛一が共同で脚色。撮影を大橋仁が担当している。主演は、「SELF AND OTHERS」の西島秀俊と新人の高橋マリ子。16ミリからのブローアップ。
ユーザーレビュー
「世界の終わりという名の雑貨店」のストーリー
つまらない取材ばかりの仕事に嫌気がさしていたフリーライターの雄高は、彼が住むおんぼろアパートのオーナー・石川に、消防署からの取り壊し勧告に対抗する為に商売をやって欲しいと頼まれ、世界の終わりという名の古雑貨屋を始める。そんなある日、友だちとの意味を持たない会話や親との間に出来た埋めがたい溝にうんざりしていた女子高生の胡摩が、彼の店にやって来た。そして、店の雰囲気に心癒された彼女は、毎日そこを訪れるようになる。ところが、石川の急逝により遂にアパートの取り壊しが決定。世界の終わりも閉店を余儀なくされる。こうして、居場所を失くした雄高と胡摩は互いにシンパシーを感じ、ふたりして店に飾ってあった風景写真の湖へ旅に出かけるのだが、胡摩は父親に雇われた探偵によって家に連れ戻されてしまう。それから数日後、雄高は新しいアパートで新生活を始め、胡摩も学校へ戻っていた。
「世界の終わりという名の雑貨店」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「世界の終わりという名の雑貨店」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2001年11月27日 |
上映時間 | 94分 |
製作会社 | 松竹=小学館 |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | ドルビーSR |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2002年8月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 世界の終わりという名の雑貨店 |