解説
引退直前の刑事が殺人事件を通じ、妄執に取り憑かれて行動する異色人間ドラマ。監督・製作は「クロッシング・ガード」のショーン・ペン。原作はスイスの作家、フリードリッヒ・デュレンマットの同名小説。撮影は「ボクサー」のクリス・メンゲス。音楽は「エル・ドラド/黄金の都」のハンス・ジマーと、同作の作曲補を担当していたクラウス・バーデルド。美術は「天使の贈り物」のビル・グルーム。編集はペン監督作常連でもある「ルール」のジェイ・キャシディ。衣裳はやはりペン監督作常連でもある「O〔オー〕」のジル・オハネソン。出演は「恋愛小説家」のジャック・ニコルソン、「アンブレイカブル」のロビン・ライト・ペン、「ソードフィッシュ」のサム・シェパード、「トラフィック」のベニシオ・デル・トロ、「エリン・ブロコビッチ」のアーロン・エッカート、「17歳のカルテ」のヴァネッサ・レッドグレーヴ、「追撃者」のミッキー・ローク、「耳に残るは君の歌声」のハリー・ディーン・スタントン、「鬼教師ミセス・ティングル」のヘレン・ミレンほか。
ユーザーレビュー
「プレッジ」のストーリー
ある雪の夜、一人の少女の遺体が発見された。引退をその日に迎えていた刑事ジェリー(ジャック・ニコルソン)は、少女の母親に懇願され、何かが憑依したように犯人捜しを約束してしまう。そんな中、ワデナ(ベニチオ・デル・トロ)という知的障害のある男が逮捕され、若い刑事スタン(アーロン・エッカート)の執拗な取り調べにより自白、そして自殺。事件は片付いたように見えたが、定年後のジェリーは一人で事件の足跡を辿り始める。やがて少女の通っていた学校で、少女が殺される直前に描いた絵を手に入れる。彼は犯人が最も姿を現わしそうな地点を推測し、そこに立つガソリンスタンドを買い取った。まもなく、近くのダイナーで働くウェイトレスのロリ(ロビン・ライト・ペン)と知り合い、彼女とその娘と3人での暮らしが始まる。だが、少女に付きまとう奇妙な男を怪しく思ったジェリーは、その男が事件の犯人だと確信する。ジェリーは少女に犯人が近づくのを応援を呼んで見張るのだが、殺人鬼が現われることはなかった。その頃、容疑者は事故にあっていた。娘を囮につかわれたロリは出ていく。ジェリーの確信は妄想となり、とりつかれてしまうのだった。
「プレッジ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「プレッジ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2002年6月29日 |
上映時間 | 123分 |
製作会社 | クライド・イズ・ハングリー・フィルムズ(フランチャイズ・ピクチャーズ 提供) |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2002年6月下旬号 | 特集 ショーン・ペン~静かなる闘争者 作品評「プレッジ」 |
2002年8月上旬号 | 劇場公開映画批評 プレッジ |
2002年9月上旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 プレッジ |