解説
猫の国での冒険を通し、自分の時間を生きることを学ぶ女子高生の成長を描いたファンタジー長篇アニメーション。監督は、本作が初監督作となる森田宏幸。柊あおいの書き下ろし原作を基に、「デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲」の吉田玲子が脚色。撮影監督に高橋賢太郎があたっている。声の出演に、「化粧師 KEWAISHI」の池脇千鶴と「銀の男 六本木伝説」の袴田吉彦ら。第21回ゴールデングロス賞日本映画部門金賞受賞、芸術文化振興基金助成事業作品。
ユーザーレビュー
「猫の恩返し」のストーリー
ハルは、決断力が無く周りに流されてばかりの17歳の女子高生。ある日、トラックに轢かれそうになった猫の国の王子・ルーンを助けた彼女は、猫王から恩返しに猫の国に招待される。ところが、猫王の歓待ぶりに「このまま猫になってもいいかも」と思った途端、その姿を猫に変えられたばかりでなく、王子の妃候補にされてしまう。そんな彼女を救うべく、颯爽と現れた猫の事務所のバロン。「自分を見失うんじゃない」 そう囁く彼と共に、猫王の仕掛ける数々の罠をかいくぐり、元の世界に戻ることが出来たハルは、冒険を通し自分の時間を生きる術を学んだことで、ちょっとだけ大人に成長した。
「猫の恩返し」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「猫の恩返し」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ファンタジー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2002年7月20日 |
上映時間 | 75分 |
製作会社 | 徳間書店=スタジオジブリ=日本テレビ=ディズニー=博報堂=三菱商事=東宝(制作 スタジオジブリ/制作協力 高橋プロダクション T2 Studio=テレコム・アニメーションフィルム=D.R MOVIE=スタジオ ファンタジア) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD/DTS |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2002年8月下旬号 | 巻頭特集 スタジオジブリ 「猫の恩返し」作品評 |
2002年9月上旬号 | 劇場公開映画批評 猫の恩返し |
2003年4月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 猫の恩返し |