解説
第2次大戦と共に消息を絶った銀幕スターの恋人の記憶を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本は「スローガン」のピエール・グランブラ。撮影は「ノー・マンズ・ランド」のウォルター・ヴァンデン・エンデ。音楽は「ショコラ」のガブリエル・ヤーレ。出演は「デュラス 愛の最終章」のジャンヌ・モロー、「スズメバチ」のブノワ・マジメル、「TAXi」シリーズのマリオン・コティヤール、国民的なシャンソン歌手のミシェル・ジョナズほか。
ユーザーレビュー
「銀幕のメモワール」のストーリー
25歳の映画監督サム(ブノワ・マジメル)は、第2次大戦時に消息不明となった伝説の銀幕スター、シルヴァン・マルソー(サガモア・ステヴナン)の生涯をドキュメンタリーにする企画を立てる。サムは、シルヴァンの恋人だった老婦人リザ(ジャンヌ・モロー)を訪ね、過去を語りたがらない彼女に熱意で口を開かせる。結核によりサナトリウムで療養していた若き日のリザ(マリオン・コティヤール)は、映画の撮影で訪れていたシルヴァンと恋におちた。やがて第2次大戦が勃発。フランス全土がドイツに占領され、ナチのユダヤ人狩りが始まった。ユダヤ人のシルヴァンは捕虜収容所を抜け出すが、やがてドイツ軍に連行されてしまう。そしてリザは、ユダヤ人たちの逃亡計画を密告した女を、枕で窒息死させてしまった。つらい思い出をたどりながら、リザは次第にシルヴァンとサムを重ね合わせていることに気づく。一方、サムも自らのアイデンティティを見つめ直し、戦時下にナチの粛正で孤児となり今は余命いくばくもない父(ミシェル・ジョナズ)を映画に出演させることを決意するのだった。
「銀幕のメモワール」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「銀幕のメモワール」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | フランス |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2003年2月8日 |
上映時間 | 109分 |
製作会社 | ベンジャミン・フィルムズ=フランス2シネマ=ハムスター・プロダクションズ=JLAホールディング=ステュディオ・カナル |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | DTS |
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2003年4月上旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 銀幕のメモワール |