解説
息子を失った母親が奇怪な陰謀に立ち向かっていくミステリー。監督は「マネー・トレイン」のジョセフ・ルーベン。脚本は「エンジェル・アイズ」のジェラルド・ディペゴ。撮影は「モナリザ・スマイル」のアナスタス・ミコス。音楽は「すべては愛のために」のジェームズ・ホーナー。出演は「めぐりあう時間たち」のジュリアン・ムーア、「モナリザ・スマイル」のドミニク・ウェスト、「白いカラス」のゲイリー・シニーズ、「サンダーバード」のアンソニー・エドワーズ、「僕はラジオ」のアルフレ・ウッダード、「リディック」のライナス・ローチほか。
ユーザーレビュー
「フォーガットン」のストーリー
テリー(ジュリアン・ムーア)が、9歳の一人息子サムを飛行機事故で失ってから14カ月。失意の日々を過ごす彼女の周りで、異変が静かに始まった。夫ジム(アンソニー・エドワーズ)と家族3人で撮った記念写真からはサムの姿だけが消えており、ジムは元々息子など存在しないと言う。精神科医マンス(ゲイリー・シニーズ)は、テリーは流産し、そのショックの余り想像上の息子を創り出したのだと説明する。すべてが妄想だと決めつけられ、慌てたテリーは、同じ飛行機事故で娘ローレンを失った元プロ・ホッケー選手のアッシュ(ドミニク・ウェスト)を訪ねる。最初は自分に娘などいないと言っていたアッシュだが、やがて記憶が戻る。その頃、テリーは国家安全保障局を名乗る男デイトン(ロバート・ウィズダム)たちに身柄を拘束されていた。アッシュは護送車両からテリーを逃がし、2人は警察からも国家機関からも追われる身となる。一方、ニューヨーク市警のポープ刑事(アルフレ・ウッダード)はこの事件に不審な匂いを感じ、独自にテリーの足取りを追っていた。しかし刑事は、不思議な力により、ものすごい勢いで空に飛ばされてしまう。実は黒幕は宇宙人の男(ライナス・ローチ)であり、彼が地球の親子の絆について実験するために、子供たちを拉致していたのだった。だがテリーが息子のことを飽くまでも忘れなかったことで、男の実験は失敗と見なされ、彼は宇宙に引き戻される。そしてサムやローレンを含む子供たちは、無事親元へと帰ってくるのだった。
「フォーガットン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フォーガットン」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2005年6月4日 |
上映時間 | 92分 |
製作会社 | ジンクス・コーエン・カンパニー・プロダクション |
配給 | UIP |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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