解説
全く異なる人生を歩んできた対照的な男2人の、3日間の交流を描いたドラマ。監督は「歓楽通り」のパトリス・ルコント。脚本は「フェリックスとローラ」のクロード・クロッツ。撮影は「フェリックスとローラ」「小さな中国のお針子」のジャン=マリー・ドルージュ。音楽は「サン・ピエールの生命」のパスカル・エスティーヴ。美術は「歓楽通り」などルコント作品常連のイヴァン・モシオン。出演は「リディキュール」「ロスト・イン・ラ・マンチャ」のジャン・ロシュフォール、「パパラッチ」のジョニー・アリディ、「ジェヴォーダンの獣」のジャン=フランソワ・ステヴナン、「橋の上の娘」のイザベル・プチ=ジャック、「髪結いの亭主」のモーリス・シュヴィほか。2002年ヴェネチア国際映画祭観客選出最優秀作品賞、最優秀男優賞、2003年シアトル映画批評家協会賞最優秀外国語映画賞、同年フランス・リュミエール賞最優秀男優賞、同年ジャン・ギャバン賞、2004年ロサンゼルス映画批評家協会賞最優秀外国語映画賞、同年フロリダ映画批評家協会賞最優秀外国語映画賞を受賞。
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「列車に乗った男」のストーリー
引退したフランス語教師のマネスキエ(ジャン・ロシュフォール)は、ある日、列車に乗ってふらりと街へやってきた訳ありの中年男、ミラン(ジョニー・アリディ)と薬屋で出会い、自分の屋敷に招く。ホテルが見つからないミランは、マネスキエの屋敷に宿泊することになった。一見全く共通点のない2人だったが、互いに自分の欠落部分を相手の人生に見るかのように、交流を深めていく。翌朝、マネスキエはミランに頼んで射撃をさせてもらい、一方、彼はミランが好きだというアラゴンの詩の続きを教えてやる。その夜、マネスキエは長年の女友達ヴィヴィアンヌ(イザベル・プチ=ジャック)を屋敷に招き、ぎこちなく3人の夜が過ぎていった。そして土曜日の朝。マネスキエは心臓のバイパス手術を、ミランは長年の相棒ルイジ(ジャン=フランソワ・ステヴナン)や、マックス(シャルリー・ネルソン)、サドゥコ(パスカル・パルマンティエ)と共に銀行強盗を働く予定があった。2人は別れの言葉を交わし、屋敷を出る。しかしミランはマックスとサドゥコに裏切られ、警察の銃弾を一身に受けて死亡。同じ頃、手術中のマネスキエの心臓は、医師たちの尽力も虚しく停止してしまうのだった。
「列車に乗った男」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「列車に乗った男」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2004年4月10日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | シネ・ベー=ズールー・フィルム=ローヌ・アルプ・シネマ=FCC=テュベダル・フィルム=パンドラ・フィルム・プロダクション=シネマパリジャン=アーティストフィルム |
配給 | ワイズポリシー=アーティストフィルム |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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