解説
心に痛みを抱えながら、どこかで必ずや手にしている幸福も同時に感じている9人の女性たちの姿を描く女性ドラマ。監督は「彼女を見ればわかること」のロドリゴ・ガルシア。出演は「ブレッド&ローズ」のエルピディア・カリーロ、「ホワイト・オランダー」のロビン・ライト・ペン、「シャレード」のリサ・ゲイ・ハミルトン。2005年のロカルノ映画祭で最優秀作品賞、それぞれのエピソードの主役を飾った9人の女優たち全員が最優秀主演女優賞を受賞した。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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まふらむ
どうやら私には早すぎたようです。
全くもって意味がわからない。
全9話あって、その中でも2話ぐらいはまあまあ良かったかな~と言えなくもない作品はあったのですが、全体としては頭の中がはてなだらけになってしまいました。
5話と9話だけは好きかな。
「美しい人(2005)」のストーリー
1:模範囚となるべく自我を押さえ込むサンドラ(エリピディア・カリーロ)は、大切な娘との面会日、娘の前で、看守たちの前で、些細なことから感情を暴発させてしまう。2:偶然昔の恋人に再会し、差しさわりのない会話を交わすダイアナ(ロビン・ライト・ペン)。しかし突然何かが決壊したかのように、二人の思いが交差する。3:父親との幼いころのトラウマを抱えるホリー(リサ・ゲイ・ハミルトン)は、苦い思い出だけが残る家を訪れる。そして彼女は、ささやかで幸せだった思い出があったことも思い起こす。4:友人夫婦の家に招かれたソニア(ホリー・ハンター)だが、夫の口から二人だけの秘密が明かされる。5:障害者である父と、介護に疲れ果てた母親の仲介者、調停役を担うサマンサ(アマンダ・セイフライド)。彼女だけが家族の防波堤であり、愛の象徴なのだ。6:妻に自殺された元夫のために、葬儀に参列したローナ(エイミー・ブレナマン)。くすぶっていたものに火がついてしまい……。7:サマンサの母親ルース(シシー・スペイセク)は、自身の渇きを癒すように不倫に走る。が、彼女は向かいの部屋で起こったある光景を偶然目撃する。8:女性の身体の象徴である乳房を失う手術を目前に控えるカミール(キャシー・ベイカー)。手術室へ向うわずかな時間に垣間見える彼女の本当の心の言葉。それは愛を超えた、夫へ確かな思いだった。9:墓参りにやってきたマギー(グレン・クローズ)と娘マリー(ダコタ・ファニング)。逝った者と送った者が交差する場所。そこでマリーの好きな葡萄を口に含ませるマギー。娘マリーはもうこの世にいないのだった。
「美しい人(2005)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「美しい人(2005)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2006年7月1日 |
上映時間 | 114分 |
製作会社 | Mockingbird Pictures Production |
配給 | エレファント・ピクチャー=ツイン=博報堂メディアパートナーズ |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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