解説
「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクヴァ監督、長編デビュー作。魅惑的でありながら異様、まさにカフカ的なシュールな映像の中で、マリアの『孤独』と『妄想』が独特のバランスで絡み合う狂気の物語。
ユーザーレビュー
「マリアの受難」のストーリー
少女から大人へ、私の中のオンナが目を醒ます。穴蔵のような風通しの悪い部屋で暮らすマリア(ニナ・ペトリ)。夫、そして寝たきりの実父と一緒だ。彼女が身を置く秘密めいた世界は外から完全に遮断されている。その暗闇に入っていけるのは昆虫だけ。そしてこの昆虫も、マリアの奇妙な性癖の犠牲となる。ある朝、電話が鳴る。向いの住人からだ。二人はすぐにお互いの本質を見抜き、恋に落ちた。そして、マリアはずっと封印していた自分の過去を取り戻そうとするが。悪夢のような情景が、マリアの頭の中を駆け巡る。少女の頃の思い出、芽生え、ファースト・キス、欲望、抑圧、罪悪。そして夫との結婚というウソ。マリアの夢はただひとつ。これまでの暗闇から抜け出し、過去の呪縛から自らを解放すること。もはや彼女を救えるのは奇跡しかないのであろうか……。
「マリアの受難」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マリアの受難」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ドイツ |
製作年 | 1993 |
公開年月日 | 2007年3月24日 |
上映時間 | 106分 |
配給 | 日本スカイウェイ |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |