解説
公開当時、長編映画監督として世界最高齢である、巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ(「家路」「クレーヴの奥方」)が、ルイス・ブニュエル監督作品、カトリーヌ・ドヌーブ主演「昼顔」の38年後を描き、彼にオマージュを捧げた作品。出演は「軽蔑」のミシェル・ピコリ、「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」のビュル・オジエ。2006年ヴェネチア国際映画祭特別招待作品。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
-
【DVD】夜顔
TVで観る
ユーザーレビュー
「夜顔」のストーリー
パリのコンサート会場で、アンリ・ユッソン(ミシェル・ピコリ)はかつての友人の妻で、今は未亡人となったセヴリーヌ(ビュル・オジエ)の姿を見かける。アンリは後を追いかけるが、セヴリーヌは彼を避けるように会場から姿を消す。途方に暮れるアンリ。その後、偶然セヴリーヌがバーから足早に車に乗り込むところを見たアンリは、そのバーのバーテンダー、ベネデット(リカルド・トレパ)から彼女の泊まっているホテルを聞き出す。すぐさまアンリはホテルまで訪ねるが、それを見たセヴリーヌは「私のことは見なかったと言って」とベルマンに伝え、ホテルを去る。アンリは翌日バーを訪れ、何の関係もないベネデットに、38年前に起こったある出来事について語り始める。それは、パリに住むある夫婦と、その友人の身に起きた“秘密”と“欲望”を巡る衝撃的なストーリーだった。ある日、アンリは偶然にも街角でセヴリーヌと出会う。またしても逃げる彼女を追っかけ、半ば無理やりにディナーの約束をとりつける。約束の夜、やっと現れたセヴリーヌを丁重に迎えるアンリ。そして始まる二人のディナー。落ち着かない様子のセヴリーヌに、何故だかとても楽しげなアンリ。アンリは38年前の出来事、そしてセヴリーヌの“欲望”にまつわる秘密を語る。それは永遠の秘密になるのであった……。
「夜顔」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「夜顔」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス ポルトガル |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2007年12月15日 |
上映時間 | 70分 |
配給 | アルシネテラン |
カラー/サイズ | カラー |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2007年12月下旬号 | 作品特集 「夜顔」 作品評 |