解説
精神病院から逃亡し様々な土地を車で旅をしながら葛藤と共に人々や社会との関わり合いなどを通じて、何かを感じ取っていくロードムービー。原作は『沖で待つ』で芥川賞を受賞した絲山秋子の同名小説。出演は「さくらん」の美波。共演に、『星に願いを。』の吉沢悠ほか。監督はTVドラマ『ブスの瞳に恋してる』の本橋圭太。
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【DVD】逃亡くそたわけ 21才の夏
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ユーザーレビュー
「逃亡くそたわけ 21才の夏」のストーリー
大学生の花ちゃん(美波)は、自殺未遂をはかり福岡タワーに近い精神病院(=プリズン)に入院させられていた。「亜麻布二十エレは上衣一着に値する」…低い男の声…意味はわからない。だけどこの幻聴が聞こえると調子が悪くなるのだ。いてもたってもいられなくなり逃亡を企てる。道連れとなるのは、鬱で入院中の標準語しか話さない名古屋人、なごやん(吉沢悠)。後先考えず脱走してしまう二人。なごやんの愛車ルーチェに乗り、博多から鹿児島までの珍道中が始まる。旅を続けるうちになごやんは「俺、自分のものさしが全部おかしくなった気がするよ」と阿蘇を前にそう思う。そんな旅の中で、二人は共感したり、険悪になったり、紆余曲折はあるものの、ゆるりと癒されていく…。たどり着いた指宿(いぶすき)の知林ヶ島という砂州で地続きとなる島で、あり得ないはずのラベンダーの香りが一瞬漂う。その瞬間二人は何かを悟る。何てコトのない逃避行が、ここで一気に答えとなる。何をつかんだのか、明快な答えはない。だが、旅の持つ不思議な力が、二人の心に何かを伝えたのだった……。
「逃亡くそたわけ 21才の夏」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「逃亡くそたわけ 21才の夏」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2007年10月20日 |
上映時間 | 99分 |
製作会社 | シネハウス |
配給 | シネハウス |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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