解説
ひと組の母子と実の母親から虐待された経験のある青年との関わりを通し、心に潜む孤独と不安、そして親と子の「愛情」そのものの在り方を描き出す。監督・脚本は「火星のわが家」の大嶋拓。出演は「包帯クラブ」の田中圭、「いつか読書する日」の渡辺美佐子、「閉じる日」の冨樫真。
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【DVD】凍える鏡
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「凍える鏡」のストーリー
都会の片隅で自作の絵を売る瞬(田中圭)は、少年のような純粋さと絵の才能を持ち合わせてはいたが、幼少のころに母親から受けた虐待により、今なお心に傷を負ったままであった。ある日、瞬は信州の山荘にひとりで暮らす童話作家の香澄(渡辺美佐子)と出会う。親子以上に歳の離れたふたりだったが、香澄の友人の自殺をきっかけに、いつしか不思議な縁で結ばれていく。ところが、瞬はその精神の不安定さから、すぐに怒りに任せるまま周囲と問題を起こし続けてしまう。困惑した香澄は、一人娘で臨床心理士である由里子(冨樫真)に瞬のカウンセリングを依頼する。由里子によって瞬は徐々にではあるが、心に安らぎを覚えていく。それと同時に、瞬は由里子に好意をも寄せていく。ある日のカウンセリング中、ついに瞬は母親への憎しみの感情を爆発させる。しかし由里子は瞬の思いを受け止めきれず、拒絶されたと感じた瞬はクリニックを飛び出してしまう。実は由里子も、母である香澄に対し、密かに満たされぬ感情を抱いていたのである。やがて瞬は都会を離れ、香澄とともに、雪深い山荘へと向かう。信州の自然と触れあうことで瞬は穏やかさを取り戻していき、香澄の勧めで童話の挿絵を描き始めることになる。そこに突然、ふたりの前に由里子が姿を現す。瞬と香澄の絆、香澄と由里子の確執、そして由里子と瞬の愛憎……それぞれの心は、由里子の来訪により、怪しくゆらめいていく。
「凍える鏡」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「凍える鏡」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年1月26日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | 「凍える鏡」製作委員会(TAC=ワコー=エクラアニマル=シネマポルト=AZZ) |
配給 | 「凍える鏡」製作委員会(TAC=ワコー=エクラアニマル=シネマポルト=AZ) |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |