解説
映像と音楽の新たな形を創造する“cinemusica(シネムジカ)”シリーズの第4弾。欠陥を抱えて生きる姉妹の愛の物語。姉・かりんを演じるのは「ストロベリーショートケイクス」の池脇千鶴。妹・ももには「NANA2」の市川由衣。監督は「東京の嘘」の井上春生。
ユーザーレビュー
「音符と昆布」のストーリー
小暮もも(市川由衣)は、「臭覚が無い」という欠陥を抱えながらもフードコーディネーターとして働いていた。幼い頃両親が離婚したももは、父の浩二(宇崎竜童)と二人で暮らしている。作曲家である浩二が仕事でパリに行っている時、見たことのない若い女性が家を訪れた。その女性は小暮かりん(池脇千鶴)といい、ももの実の姉だった。驚くももをよそに家に上がりこむかりん。やがて二人の全くかみ合わない共同生活が始まる。廊下に紐を通し、街灯を写した大量の写真を吊るすなどの奇行を見せるかりん。彼女にとってその街灯の写真は「音符」なのだという。そして、かりんはどうやら一枚だけ欠けている街灯の写真を探すためにこの家に来たようなのだ。やがて、ももは浩二から、かりんが自閉症のひとつのタイプである「アスペルガー症候群」なのだと明かされた。自らも欠陥を抱えて生きているももは、かりんにシンパシーを感じ始める。そして、かりんが音符の写真を一生懸命探しているのは、子守唄を完成させて、ももに聞かせてやりたいという一心からなのだということが判った。「ワタシのたったひとりの妹ですから」というかりんの言葉にじんわりと涙を流すもも。そんな中ついに、無くなった音符の写真の撮影場所が明らかになった。それは、ももとかりんが幼い頃一緒に暮らしていたという家の前であった。しかし、そこはすでに更地になっていて街灯は撤去されていた。なんとか奇跡を起こしたい、かりんのために。自分のために。そこで、ももが思いついた奇想天外な計画とは……?
「音符と昆布」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「音符と昆布」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年1月26日 |
上映時間 | 75分 |
製作会社 | 「音符と昆布」製作委員会 |
配給 | エピックレコードジャパン |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |