サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa

さるさとちゃんぷるーきゅーばおきなわ
上映日
2008年5月10日

製作国
日本

制作年
2007
上映時間
100分

レーティング

check解説

約80年前、沖縄からキューバに渡った日本人移民。彼らは他国に痕跡を残すのではなく、その風土に混じり合っていった。映画学研究者の波多野哲朗が製作に7年を費やし、ディアスポラの受難の歴史を描いたミュージカル・ドキュメンタリー。音楽は、沖縄の音楽とキューバのサルサを融合させたオキナワンサルサバンド、KACHIMBA1551。
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ユーザーレビュー

「サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa」のストーリー

今から約80年前、太平洋と米大陸を隔てて、沖縄からキューバへと渡った移民たちがいた。映画は100歳に近い日本人移民一世へのインタビューに始まり、二世、三世、四世たちの生活ぶりを順次描いていく。彼らはフヴェントウ島という離島に暮らしている。フヴェントウ島はキューバ本島の南方約70キロに位置し、交通の便は極めて悪い。そのためその島は長らく流刑の地とされ、世界最大級の規模を持つ牢獄が建てられていた。第二次世界大戦中、キューバ政府は支配関係にあったアメリカの手前、日本を敵性国と位置付けた。そしてキューバ在住の18歳以上の日本人男子は1人残らず捕えられ、この牢獄に収容された。男性のみを収容するというのは、全員を収容したアメリカの措置よりも過酷だった。男手を奪われた妻子たちはどん底の生活を強いられた。戦争が終わって男たちが収容所を出ると、彼らの財産や田畑は他人のものになっていた。こうした移民一世は戦後、その一部が無一文で辛うじて故国にたどり着いたが、ほとんどの人は他国へ離散したり、故国に思いを馳せつつキューバで死んでいった。キューバの日本人移民は、ブラジルなどの中南米諸国への移民とは違い日系人のコミュニティを形成することもなく、年ごとに数を減らしながらキューバ人社会へと溶け込んでいった……。

「サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2007
公開年月日 2008年5月10日
上映時間 100分
配給 シネマチックネオ
レイティング
カラー/サイズ カラー