チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
ちゃーりーうぃるそんずうぉー CHARLIE WILSON'S WAR- 上映日
- 2008年5月17日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2007
- 上映時間
- 101分
- レーティング
- ジャンル
- 社会派
解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
あの「卒業」のマイク・ニコルズ監督作品。調べるとこの作品が彼の最後の作品のようだ。製作した年齢ももうすぐ70才中盤の頃の作品。まだまだ力があるなあ。1970年代中盤まではいわゆるアメリカンニューシネマの旗手の一人だった。1980年代に入ってから、ただの職人映画監督になってしまった。「心の旅」や「ウルフ」観てがっかりした記憶がある。「クローサー」はちょっと変わった映画で、個人的にはあまり共感しない映画だった。しかし、この映画はしっかりと作り上げられているし、新しいセンスもあるし、ずっと観ていられた。
事前情報なしで映画のタイトル、写真から男と女の痴話かと思ったら全然違う内容でした。話は旧ソビエトがアフガン侵攻して、それに戦うアフガンゲリラをアメリカが支援する話。1980年代全てに渡っているから、アメリカは共和党のレーガンと父ブッシュの時代だ。
アフガンゲリラを支援してソビエトを負かすまでを小気味良いテンポで描いている。映画で描かれていることが全て事実とは思わないが、あの頃はアメリカもイスラムゲリラを支援していたのね。おかしな事になってきたのは、おそらくバカ息子ブッシュがイラクに対し制裁と侵攻してからじゃないか。(その前にサダム・フセインによるイライラ戦争とか、イラクのクウェート侵攻があるのだけど。)この辺は映画でも、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるCIA情報員ガスト・アブラコトスに言わせているけど。今の時代で観るとこのときにイスラム勢力に力を与えたんだなあ、と歴史の皮肉を感じる。
ジュリア・ロバーツ演じるテキサスの大金持ちは、結局なんなの?アメリカ人は自国で贅沢な暮らししながら趣味で国際情勢に首を突っ込んでいて、気持ちの良い物ではない。結局、世界はこんな連中に踊らされているのかと。
エンドクレジットでチャーリー・ウィルソンの美人秘書たちをチャーリーズ・エンジェルと紹介されていました。
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」のストーリー
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年5月17日 |
上映時間 | 101分 |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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2008年5月下旬号 |
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