休暇

きゅうか
上映日
2008年6月7日

製作国
日本

制作年
2007
上映時間
115分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

死刑執行を補佐する代わりに1週間の休暇を得る拘置所の刑務官を主人公に、彼の結婚話、死刑囚との交流を通じて人間の幸せと生命の重さを描いた吉村昭の同名小説を映画化。出演は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の小林薫、「Dolls」の西島秀俊、「HERO」の大塚寧々。監督は「棚の隅」の門井肇。2008年2月23日より、山梨県内にて先行公開。
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「休暇」のストーリー

役をやれば、1週間の休暇が取れる。美香を新婚旅行に連れて行きたい平井は、「支え役」を自ら志願するのだった…。死刑囚を収容し、死を間近に感じる生活を送る刑務所の刑務官たち。決まりきった毎日を淡々とやり過ごす寡黙な平井(小林薫)も、ベテラン刑務官の一人。彼の勤める拘置所には死刑囚の金田(西島秀俊)が収容されていた。模範囚の金田は日々静かに絵を描いて過ごし、その見事な腕前は、刑務官たちも舌を巻くほどだった。独身のまま歳を重ねてきた平井のもとに、あるとき縁談が持ち込まれる。相手はシングルマザーの美香(大塚寧々)。縁談はスムーズに進んでいくものの、美香の息子、達哉(宇都秀星)は平井に心を開こうとしない。いつか慣れてくれるだろうと話す平井に、美香は「あなたにも慣れてほしい」と答えるのだった。平井と美香の結婚を間近に控えたある日、金田の死刑執行が告げられる。刑務官たちの間では、執行の際に落ちてきた身体を受け止める“支え役”を誰が勤めるかということになる。“支え役”を勤めた者には、1週間の休暇が与えられることになっていた。しかし、人の生命を奪う死刑に加担する仕事を誰も引き受けたがらない。既に母の葬儀などで有給休暇を使い果たし、新婚旅行を計画できずにいた平井は、苦悩の末に“支え役”に志願。だが、同僚たちは、自分の休暇のために“支え役”を志願した彼に怒りを向けるのだった。死刑執行の前日。平井は、彼の結婚を知った金田から結婚相手と一緒の平井の姿を描いた1枚の絵を手渡される。そして翌朝、金田の刑が執行された。休暇を得た平井は、美香と達哉とともにささやかな新婚旅行に出発するが、彼の脳裏からは死刑執行の記憶がいつまでも離れない。同僚たちの冷めた眼差しや自分を拒むような達哉の態度に、平井の不安と苛立ちは増してゆくのだった……。

「休暇」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「休暇」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2007
公開年月日 2008年6月7日
上映時間 115分
製作会社 「休暇」製作委員会(山梨日日新聞=山梨放送=リトルバード)
配給 リトルバード
レイティング
カラー/サイズ カラー

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