解説
原作は西部作家のゼーン・グレイ。白人やアパッチ族の圧迫で壊滅に瀕したナヴァホ・インディアンが勇者ブランディの奮闘で再起する姿を描いた西部劇。脚色はアラン・ルメイ、製作・監督は「烙印なき男」のジョセフ・ケイン。撮影はジョン・ラッセル、音楽は「逃走の丘」のR・デイル・バッツ。主演は、「烙印なき男」のスコット・ブラディ、久々に登場のオードリー・トッター、「女の戦場」のフォレスト・タッカー、「灰色の服を着た男」のジーン・ロックハートなど。
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「硝煙のユタ荒原」のストーリー
19世紀後葉。西部に詳しいメリアン・ウォーナー(オードリー・トッター)は、叔父の遺産たる牧場相続のためニュー・メキシコに来る。彼女があったナヴァホ族の若者ブランディ(スコット・ブラディ)は米西戦の勇士だが、一族は白人に育てられた彼を歓迎しない。彼はインディアンに非道な白人、特に交易所を営むブラッチャー(ジーン・ロックハート)とその隣りに店をもツモーガン(フォレスト・タッカー)を激しく憎む。だがメリアンは、叔父の牧場は永年ナヴァホ族の所有だから手を引けというブランディの言葉を無視。モーガンは、自分ら一味に牧場を安値で売渡せと彼女を脅迫する。メリアンはモーガンがナヴァホ酋長の娘ヤシを襲った現場を押さえ、彼女を救う。ヤシはモーガンがこの辺りからインディアンを追い払おうと計っていると語る。メリアンはブランディと協力し、ブラッチャーの金庫から陰謀の次第を記した書類を入手する。モーガンがメリアンの叔父を殺したことも判明。だがブランディは一味に捕まり、逃れたメリアンは酋長の手から書類を保安官に送り助勢を求める。モーガンに挑戦したナヴァホの若者らは皆殺し。脱出したブランディは一族を説得し思い留まらせる。やがて保安官の到着で一味は捕縛。愛を誓う二人はナヴァホ族再建に努力することになる。
「硝煙のユタ荒原」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「硝煙のユタ荒原」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 西部劇 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1955 |
公開年月日 | 1956年10月3日 |
製作会社 | リパブリック映画 |
配給 | リパブリック=NCC |
レイティング | |
カラー/サイズ | モノクロ |
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