解説
現代のネットワーク社会から起こるサスペンスを描いた社会派アクション。製作総指揮を務めるスピルバーグが長年にわたって温めていたという企画が、D・J・カルーソー監督とシャイア・ラブーフという「ディスタービア」のコンビによって実現した。他の出演者には、「近距離恋愛」のミシュル・モナハン、「庭から昇ったロケット雲」のビリー・ボブ・ソーントンなど。全編にわたって、D・J・カルーソー監督によるヒッチコックへの21世紀バージョンのオマージュが横溢する。大型エンターテインメントでありながらテクノロジー社会と、アメリカ政府を批判するポリティカルさも内包している。
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「イーグル・アイ」のストーリー
シカゴで働くジェリー(シャイア・ラブーフ)のもとに届いた連絡、それは空軍に勤める双子の兄の死を告げるものだった。優秀な兄へのコンプレックスから、大学卒業後も放浪生活を続けていたジェリーは大きなショックを受ける。葬儀に出席して帰宅する途中から、ジェリーの身辺には異変が起こる。銀行口座には75万ドルが振り込まれ、自室には組立式の軍事兵器が山のように届く。そして、携帯電話による謎の女の声から命令を受ける。事態を理解できないジェリーは、駆けつけたFBIによって逮捕された。取調室でジェリーは、テロ犯の容疑をかけるモーガン(ビリー・ボブ・ソーントン)に対して無罪を主張する。そこに、また例の女から電話があり、その指示に従うことで逃亡に成功する。彼を待っていたポルシェには、シングルマザーのレイチェル(ミシェル・モナハン)が乗っていた。彼女もまた息子の生命と引き換えに謎の女から脅迫され、操られていた。街中のあらゆるディスプレイ映像を使って、謎の女はジェリーとモーガンに指示を出してくる。そして、二人が導かれるようにたどり着いたのは、米国の国防総省だった。その地下の通称イーグル・アイには、あらゆるネットワークに通じたハイパー・コンピューター「アリア」があった。米軍によって開発されたアリアは自らの意志を持ち、不適切な判断によってアフガニスタンで爆撃を行った大統領らを抹殺する「ギロチン作戦」を企てていた。それを察知して音声ロックを掛けたのがジェリーの兄であり、彼に代わってロック解除のためジェリーを呼び寄せたのだ。兄を殺したのがアリアだと知ったジェリーは怒り、その本体を破壊する。アリアによって実行されようとしていた「ギロチン作戦」も未然に防ぐジェリー。それから半年後。数々の危機をともにしたジェリーとレイチェルの間では、新たな関係が始まっていた。
「イーグル・アイ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「イーグル・アイ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2008年10月18日 |
製作会社 | DreamWorks SKG, Goldcrest Pictures, KMP Film Invest |
配給 | 角川映画=角川エンタテインメント |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |