カフーを待ちわびて
かふーをまちわびて WAITING FOR GOOD NEWS- 上映日
- 2009年2月28日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2009
- 上映時間
- 121分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ラブロマンス
解説
-
【DVD】カフーを待ちわびて
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
-
ミャーノフ大佐
監督はおそらく若い人でしょう。作り方がまだ未熟だ。李相日みたいに若い時から完璧な映画を作る天才みたいな人もいるけど、まあ若い人として未熟さは我慢しよう。ストーリーは原作があって、読んだことはないが、第1回日本ラブストーリー大賞を受賞とあるから推して知るべしである。それをそのまま映画化する必要は本来はないんだ。映画として深みを求めるのなら、ストーリーを大幅に変更しても良いくらい。
舞台は沖縄の与那喜島という架空の島。これはこれでいい。そこで雑貨屋を営む青年?友寄明青(玉山鉄二)に幸という知らぬ女(マイコ)から一通の手紙が届く。結婚してください、と。でここから話が始まるのだが、まず、マイコがまあ風景に入り込まない。なんでずっとロングスカートなの?ユタのお婆が「胸は大きいし、お尻は大きいし。お転婆」といっているが、全然そう見えない。これ完全にミスキャストか、あるいはマイコを使うならキャラクターを大幅に変えないと。大体、お嫁さんにしてください、ってやってきて一つ屋根の下で暮らしているなら、ヤルじゃん。なんでやらないの?お婆も早くやれ、っていっているのに。映画の中盤から謎解きが始まるかと思ったら、変な方向に話がいちゃって。そうじゃないでしょ。大体、一緒に暮らしている内にお互いの事を話すじゃない。それにそんなに秘密にすることでもないじゃん。それを引っ張りまくって、最後はあのおちかよ。だったら最初に話して終わりのストーリーじゃない。なんでお婆の言うこと聞かないの?しかも遺言っていっているのに。
で、映像もおかしいのが、なんで海の近くで髪を切っているの?自宅の庭じゃないの?幸が海に入っていった時に助けたのに、なんで別れるの?ガキが勝手に荷物から水着を取り出して遊んだら、ぶん殴ってやれば良いのに。どうもやっぱり受けを狙った下手くそな演出なんだなあ。最後のエンドロールの後の映像もそんなに意味はないし。
設定もこうなってくると、沖縄である必要もないし。
全然違う映画だけど、過去をたどる映画だったら、平山秀幸監督の「愛を乞うひと」みたいに掘り下げれば良いのに。
だめだなあ。
「カフーを待ちわびて」のストーリー
「カフーを待ちわびて」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「カフーを待ちわびて」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2009年2月28日 |
上映時間 | 121分 |
製作会社 | 「カフーを待ちわびて」製作委員会(エイベックス・エンタテインメント=メモリーテック=宝島ワンダーランド=クオラス=アカシック=STUDIO SWAN〈IMJ-E〉=NEC ビッグローブ=リーブルー) |
配給 | エイベックス・エンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSR |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2009年3月上旬号 | REVIEW 日本映画 「カフーを待ちわびて」 |