サガン 悲しみよ こんにちは
さがんかなしみよこんにちは SAGAN
解説
18歳で『悲しみよ こんにちは』を出版し、賛否両論のなか世界的なベストセラー作家となったフランソワーズ・サガンの波乱に満ちた生涯を描く伝記映画。出演は、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のシルヴィー・テステュー、「ランジェ公爵夫人」のジャンヌ・バリバール。監督は、「年下の人」のディアーヌ・キュリス。
ユーザーレビュー
「サガン 悲しみよ こんにちは」のストーリー
1954年、18歳のフランソワーズ・コワレーズ(シルヴィー・テステュー)は、“サガン”のペンネームで『悲しみよ こんにちは』を出版する。小説は賛否両論を巻き起こしてベストセラーとなり、批評家賞を受賞する。サガンは生涯の友となる作家のベルナール・フランク(ライオネル・アベランスキ)とダンサーのジャック・シャゾ(ピエール・パルマド)と出会い、学生時代からの親友フロランス・マルロー(マルゴ・アバスカル)を加えた4人で、夜ごとパーティに繰り出す。ドーヴィルでバカンスを送っていたサガンはカジノで800万フランを稼ぎ、借りていた別荘を衝動買いする。アメリカでも彼女の人気は広まり、宣伝のために訪れたニューヨークで、編集者のギイ・シュレール(ドゥニ・ポダリデス)と恋に落ちる。第2作『ある微笑』も、批判されながらもベストセラーとなり、サガンは有り余る金を放埓な遊びに注ぎ込む。サガンは3作目を執筆するため、取り巻きと別荘に滞在する。そこで兄に作品を酷評され傷ついた彼女は、車のスピードを出しすぎて事故を起こす。危篤と診断されるも奇跡的に回復するが、治療用に使われたモルヒネへの依存に苦しめられる。数ヶ月の入院を経てサガンはギイと結婚するが、すれ違いの末、ギイは若い愛人をつくる。離婚後、『ブラームスはお好き』を出版する。アメリカ人アーティストのボブ・ウェストホフと恋に落ち、妊娠を機に結婚する。息子ドニを生むが、この結婚も長くは続かなかった。サガンは、旧友ペギー・ロッシュ(ジャンヌ・バリバール)と再会する。2人は意気投合し、同居を始める。取り巻きたちの生活も支えるサガンは莫大な金額の税金を滞納し、破産寸前の事態に陥る。競走馬への投資でその場を凌ぐが、不本意な仕事も受けざるを得なくなっていく。さらに不運は続く。優しかった父が急死し、自身もコロンビアで高山病にかかり生死をさまよい、コカインの使用・所持で有罪判決を受ける。そしてペギーが不治の病に侵される。
「サガン 悲しみよ こんにちは」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「サガン 悲しみよ こんにちは」のスペック
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2009年6月下旬号 |
インタビュー ディアーヌ・キュリス「サガン-悲しみよこんにちは-」監督 REVIEW 外国映画 「サガンー悲しみよこんにちはー」 |