解説
東京の下町、谷中を舞台にした若者たちのラブストーリーと、幸田露伴原作『五重塔』を融合させた映像詩。焼失した五重塔を中心に、現代と江戸を行き来するフィクションと、谷中の姿を捉えたドキュメンタリーが一体となり、失われた前近代の意味を問いかける。出演は「空気人形」の佐藤麻優。監督は「ビッグ・リバー」の舩橋淳。
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「谷中暮色」のストーリー
ホームムービーを保存・修復するNPOで働く女性、かおり(佐藤麻優)は、昭和32年に焼失した谷中の五重塔と、それを記録した8ミリフィルムの存在を知る。これをきっかけに、地元谷中のお寺、霊園の墓守、伝統工芸の職人、郷土史家に取材を試みながら、ありし日の塔の姿に思いを馳せてゆく。その過程で彼女は地元の青年、久喜(野村勇貴)と出会い、恋に落ちる。一方、時代を遡ること江戸中期、五重塔建設に燃える大工の十兵衛(野村・二役)は、親方や妻お浪(佐藤・二役)の反対を押し切り、独力で塔を作り上げようとしていた。
「谷中暮色」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「谷中暮色」のスペック
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2009年11月下旬号 | 「谷中暮色」 リアルとフィクションの狭間で~舩橋淳監督の言葉と共に~ |