半分の月がのぼる空

はんぶんのつきがのぼるそら
上映日
2010年4月3日

製作国
日本

制作年
2009
上映時間
112分

レーティング
一般映画
ジャンル
ラブロマンス

check解説

橋本紡の同名小説を「60歳のラブレター」の深川栄洋監督が映画化したラブストーリー。病院で出会った少年と少女のピュアな恋愛と、彼らを見守る深い哀しみを抱えた医師の姿を描く。出演は「いけちゃんとぼく」の池松壮亮、「守護天使」の忽那汐里、「アフタースクール」の大泉洋、「銀色の雨」の濱田マリなど。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

     池松壮亮が若い。製作年から見ると、彼が20歳前後の作品か。忽那汐里はなんか名前覚えているんだけど、何の映画で覚えているのか判らず調べたら、おそらく李相日の「許されざる者」で覚えているのだろう。「マイ・バック・ページ」での印象はなかったから。
     れいによって日本映画のガキ映画かと思ってみていた。前提が男女のどちらかが不治の病で青春を謳歌する、ていつものパターンの映画で、またかよと思いながら見ていた。確かにそんな展開の歯が浮く様なストーリー展開で、勘弁してほしいなあ、と。それにしても大泉洋との絡みがなかなか出てこないな。大泉は、過去に手術を失敗して、外科医から内科医になって、舞台となる病院に来た医師だ。ラスト近くでこの先生が手術してめでたしめでたしとなるんだろうな。それにしても主人公たちともう少し絡んで来ても良いんじゃない?
     で、観進めていくと、そういう展開になる!?。後半の筋を書いてしまうとネタバレになるので書かないが、後半の展開は面白かった。前半のつまらない青春映画をよくカバーしてくれた。だけど、感激できるぞ!、と準備していたら、あれ、腰を折られて、次はと思っていると、またつまらなくなる。後半は一気にたたみかければ良いのに、無駄なシーンや尺で観ている側の気をそいでくる。ポンポンとリズムのいい展開をしてくれると観客も乗れるのに、こんな撮り方、編集していると観客は消化不良になってしまう。しょせん深川栄洋の力はこんな物かと認識させてくれた映画だった。
     看護師役で出ていた元モダンチョキチョキズの濱田マリが良い味出していたね。「愚行録」でも確か弁護士か保護司の役だったと思うけど、良い役やっていたよね。

「半分の月がのぼる空」のストーリー

高校生の裕一(池松壮亮)は、入院先の病院で心臓病を患った少女・里香(忽那汐里)と出会う。長期入院のため人との距離が掴めない里香のワガママに振り回されながらも、裕一は次第に里香に魅かれていく。里香もまた、外の世界を見せてくれる裕一に思いを寄せていった。しかし、里香の病は日を追うごとに彼女の体力を奪っていくのだった……。二人が入院する病院の医師・夏目(大泉洋)は医者でありながら、里香と同じ病であった最愛の妻を救えず失意の中から脱け出せずにいた。夏目は、かつては腕のいい心臓外科医だったが、妻の手術を最後に内科医に転身。彼の腕を頼って転院してきた患者にも手術を行おうとはしなかった。そんな中、病院から見える砲台山に登りたいという里香の願いをかなえようと、裕一は里香を連れて病院を抜け出した……。

「半分の月がのぼる空」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「半分の月がのぼる空」のスペック

基本情報
ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 2009
公開年月日 2010年4月3日
上映時間 112分
製作会社 「半分の月がのぼる空」製作委員会(ポニーキャニオン=IMJエンタテインメント=アスキー=メディアワークス)(制作プロダクション IMJエンタテインメント/共同制作 タブ)
配給 IMJエンタテインメント=マジックアワー
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 DTS
公式サイト http://www.hantsuki-movie.com/

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