解説
この作品のレビュー
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ミャーノフ大佐
映画の出だしから怖いなあ、危ういなあと思いながら見ていた。今のネット社会の落とし穴を見せつけてくれる。
3つの話が並行して描かれていく。1つ目は、悪ガキ2人が少女になりすまして孤独な少年を騙し自殺未遂にまで追い込む、2つ目は、疎遠になっている夫婦がそれぞれネットで他人とやりとりしている間に個人情報、クレジットの番号を盗まれて銀行から金を盗まれる、私立探偵から犯人を聞き、彼に復習するために会いに行く、3つ目は女性テレビレポーターがチャットで少年と繋がり、それをネタに児童虐待の番組として取り上げ、FBIが乗り出して来る、これを並行して描いている。3つの話ともそれぞれ独立しているが登場人物が少しずつ他の話と絡んでくる。ネットって怖いよね。そこら中に落とし穴があって、いつその穴に落ち込むか判らない。ネットの危なさをよく描いている。
翻って今の我々はどうだろう。私のパソコンやスマホのDMにも詐欺メールがわんさか来ている。YouTubeなんかも詐欺のコマーシャルをバンバン流しているし、動画を流している連中もほとんどコタツ記事や思い込み、嘘を流しまくっている。立花孝志や石丸伸二なんか嘘ばかり流して、それを信じて投票するバカがいるんだから。兵庫県の斉藤や兵庫の維新議員や立花孝志なんか人を3人も殺しておいて平気でいるような人間なんだから。オールドメディアと言われるマスコミがもし同じ情報を流したらたたかれまくるのに、ネットに嘘をばらまいている連中は何にもおとがめ無し、どころか(詐欺の)広告収入でウハウハしている。XもGoogleも詐欺行為の片棒を担ぎながら何の対処もしない。Xなんてイーロン・マスクが嘘をばらまいているんだから、何をかいわんやである。そして収入をトランプに貢いでいる。
我々もネット社会に対してのスキルがなさ過ぎで嘘を信じすぎだ。まあ、個人で流している情報なんて全て嘘と思った方が良い。こういう私も、かつて朝鮮半島に詳しい評論家が、北朝鮮の金正恩が暫く姿を見せなかった時に、彼は死んだ、と言っていたがそれが間違っていたことが判った。それからは、個人で流している情報は信じないことにしている。ネットの情報は疑ってかかれよ。
去年のノーベル経済学賞を取ったダロン・アセモグルが「SNSが社会の分断を助長する現象を懸念」と言っている。どんな便利なツールも使い方を誤ればとんでもない凶器になることは歴史が証明している。
映画では結局、一人一人がきちんと対面で会話しないとダメと言っている。そうだよね。相手と会わないと人はどんどん攻撃的になっていく。
「ディス/コネクト」のストーリー
「ディス/コネクト」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ディス/コネクト」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2013 |
公開年月日 | 2014年5月24日 |
上映時間 | 115分 |
製作会社 | LD Entertainment=Wonderful Films |
配給 | クロックワークス(クロックワークス=ニューセレクト) |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
コピーライト | (C) DISCONNECT, LLC 2013 |
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