解説
普通の若者たちが思いも寄らない事件に巻き込まれ暴走していく姿を、限界を越えたリアルな暴力シーンを交えて描く青春ストーリー。監督は、「パッチギ!」の井筒和幸。主演は、本作が映画初出演となるジャルジャルの福徳秀介と後藤淳平。共演は、「かぞくのひけつ」のちすん。第2回沖縄国際映画祭正式出品作品。
ユーザーレビュー
「ヒーローショー」のストーリー
芸人を目指すユウキ(福徳秀介)はオーディションで失敗し、バイトもクビになってしまう。暗い気分で歩いていたところ、先輩で元相方の剛志(桜木涼介)と出会う。剛志はユウキに新しいバイトを紹介する。翌日ユウキは、紹介されたバイト先である住宅展示場の中で行われる『電流戦士ギガチェンジャーショー』の会場に向かう。剛志が演じる怪人バクゲルグが司会の美由紀(石井あみ)に襲いかかると、5人のギガチェンジャーが現われるというお決まりのショーで、ユウキは悪の手下の1人として参加することになる。剛志は悪役の方が子供のウケがいいとうそぶくが、ギガレッドを演じる俳優志望のノボル(永田彬)とギガブルーのツトム(米原幸佑)は剛志をバカにしている。ある日、剛志の恋人である美由紀をノボルが寝取ったことが発覚する。剛志とノボルは、ショーの最中に大乱闘を繰り広げる。怒りの収まらない剛志は、サーフショップの鬼丸(阿部亮平)を訪ね、ノボルたちを締めてほしいと頼む。鬼丸は金を強請ろうと、大学に乗りこんでノボルとツトムを痛めつける。観念したノボルたちは、金を借りるためにツトムの兄・拓也(林剛史)のところに行く。渋谷で出会い系サイトを運営している拓也は、剛志たちを返り討ちにしてやろうと、自衛隊時代の友人・勇気(後藤淳平)に相談を持ち掛ける。勇気は今は配管工をしているが、年上の恋人あさみ(ちすん)とレストランを出すため、調理師免許を取ろうと考えている。かつてその凶暴性で評判だった勇気は、拓也の頼みを引き受ける。金を受け取るために勝浦に来た鬼丸たちは、勇気たちの壮絶なリンチに遭う。さらに暴力はエスカレートし、ついに殺人が起きてしまう。
「ヒーローショー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ヒーローショー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2010年5月29日 |
上映時間 | 134分 |
製作会社 | 吉本興業=角川映画(制作プロダクション よしもとクリエイティブ・エージェンシー=ユニークブレインズ) |
配給 | 角川映画 |
レイティング | R-15 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | DTS |
公式サイト | http://www.hero-show.jp/ |
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