解説
辻内智貴の同名小説を基に「血と骨」の鄭義信が脚本を書き、「しゃべれども しゃべれども」の平山秀幸監督が映画化。昭和30年代の九州の炭鉱町を舞台に、そこに暮らす人々の姿を映し出す。出演は「わたし出すわ」の小雪、「半分の月がのぼる空」の池松壮亮、「ROOKIES 卒業」の石田卓也、「猿ロック THE MOVIE」の光石研、「すべては海になる」の村上淳など。
ユーザーレビュー
「信さん・炭坑町のセレナーデ」のストーリー
昭和38年。辻内美智代(小雪)は、故郷である福岡の炭鉱町に小学生の息子・守と共に帰ってくる。そこは、炭鉱によって支えられ、男も女も子供たちも貧しくとも明るく肩を寄せ合って暮らす町であった。ある日、悪ガキたちに囲まれた守の前に一人の少年が現れ、鮮やかに相手を打ち負かし守を救う。町では知らぬものはいない札付きの少年、信さんこと中岡信一だった。親を早くに亡くし、親戚に引き取られていた信さんは、いつも疎まれ厄介者のような扱いを受けていた。誰も自分のことなど分かってくれない、そう思ってきた信さんにとって、息子を守ってくれたこの事件を期にやさしく接してくれる美智代は特別な存在となっていく。それは、母親への愛のようであり、淡い恋心のようでもあった。だが、成長した信さん(石田卓也)や守(池松壮亮)、そしてこの炭鉱町にも、受け止め乗り越えなければならない厳しい現実が忍び寄ってくる……。
「信さん・炭坑町のセレナーデ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「信さん・炭坑町のセレナーデ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2010年5月15日 |
上映時間 | 108分 |
製作会社 | 「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会(電器堂=フェローピクチャーズ)(制作プロダクション フェローピクチャーズ) |
配給 | ゴールドラッシュ・ピクチャーズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 不明 |
公式サイト | http://shinsan-movies.com/ |
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