「パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会」のストーリー
33歳前科持ちのジョン・テイラー(クレイン・クロフォード)は銀行から30万ドルを強奪するが、右足に大怪我を負ってしまう。大金を詰め込んだバッグを隠し、あらかじめ調達しておいた車で逃走する途中、消毒液を買おうと立ち寄ったコンビニで女強盗に出くわす。さらに店内のテレビで銀行強盗のニュースを目の当たりにし、自分の身元や逃亡車の車種まで知れ渡っているのを知る。ジョンは車を捨て、ロサンゼルスの高級住宅街に足を踏み入れる。プール付き豪邸の郵便受けから1枚の絵ハガキをかすめ取ると、その差出人の友人のフリをしてその家の主人ウォーウィック(デヴィッド・ハイド・ピアース)を騙し、家に招かれる。おしゃべり好きな独身の中年紳士ウォーウィックは今夜、4人の友人を招きパーティーを開くため準備をしていた。彼はジョンの素性を怪しむこともなく、赤ワインを振る舞う。ジョンは、襲撃先の銀行に勤める恋人シモーン(ミーガン・ペリー)と入念に練った計画が、なぜこんなに早く崩壊したのか不思議に思っていた。20時にウォーウィック邸にやってくるゲストの中に検事がいることを知り、ジョンは立ち去ろうとするが、ウォーウィックに引き留められる。19時46分、ラジオのニュースでジョンの秘密が暴かれる。ジョンはウォーウィックに刃物を突き付け、ゲストたちにパーティーの中止を伝えさせると、自分をゲストとして振る舞うよう脅迫する。その直後、ジョンは昏倒する。気がつくと、彼は後ろ手に縛られた状態でディナーテーブルの席についていた。テーブルには6人分の料理が並び、ウォーウィックはいるはずのない4人のゲストにジョンを紹介していく。ジョンの目の前に差し出されたスクラップブックには、ウォーウィックの倒錯的な欲望が生み出した恐怖のフルコースが示されていた。