解説
超高級車を盗み出す自動車泥棒『ロードランナー』とそれを追う警察を描く、カー・チェイス映画。製作はハワード・パインとフレッド・ミンツ、監督は「大火災」のアール・ベラミー、脚本はウォルター・M・スピアとスチュアート・A・シーガル、撮影はデニス・ダルゼル、音楽はアンソニー・ハリス、唄はダイアン・マーシャル、スタント監修はポール・ナックルズが各々担当。出演はジョー・ドン・ベーカー、タイン・デイリー、ロバート・ロッジア、リチャード・ジャッケル、モーガン・ウッドワード、ラナ・ウッドなど。
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「新バニシング IN 60”スピードトラップ」のストーリー
パトカーのすさまじいサイレンと共に、1台の赤いジェンセンとパトカーとの凄絶なカー・チェイスが始まる--。カリフォルニアからアリゾナへ、次々と高級車を盗む一匹狼の自動車泥棒『ロードランナー』。プロ級の運転技術をもち、警察無線を盗聴する大胆不敵な奴。今や、彼は英雄あつかいだ。そして手も足も出ない警察。すでにスクラップにされたパトカーは、34台だ。今、保険会社も10万ドルの賞金を出した。一方警察の陣頭指揮をとるのは、ホーガン(モーガン・ウッドワード)。犯人を捕えて次期署長になりたい奴だ。そしてスピード違反でとらえられた元同僚のピート(ジョー・ドン・ベーカー)が、保険会社の代表としてのりこんでくる。ホーガンは彼と仕事を共にしたくないので、彼を魅力的な婦人警官のノーラン(タイン・デイリー)に押しつけた。ピートはロードランナーの過去を洗う。盗難車はすべて超高級車。何かある。そうこうしているうちにも、ロードランナーはあらわれ、車は次々とスクラップに……。そしてある日、ロードランナーが1台のリンカーン、コンチネンタルを盗んだ。暗黒街のボスのアル(ロバート・ロッジア)は、早速顔色を変える。何としてでも探し出せ!アルの子分どももリンカーンを追う。と、そんな時、ピートにロードランナーから無線でリンカーン、コンチネンタルの場所を教えてきた。駆けつけるピート。だがアル一味もリンカーンを見つけていた。さて、パーティでホーガンがノーランの伯父だと知ったピートを、アル一味が襲う。「おい、車につんであった100万ドルの麻薬を出せ!」。ピートには事件の謎がわかりかけてきた。そしてまた、ロードランナーが現われる。いきりたつホーガン。タイヤはきしみ、凄絶なカー・チェイスが展開されていく。そして意外なラストのあと、ロードランナーは走り去っていくのであった。
「新バニシング IN 60”スピードトラップ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「新バニシング IN 60”スピードトラップ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1977 |
公開年月日 | 1978年4月22日 |
製作会社 | ファースト・アーチスト・プロ作品 |
配給 | 松竹=富士映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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