「地獄で眠れ」のストーリー
中米の独裁国スリナム。ここの政府官邸で、モーロック博士(ジョーゼフ・マー)が残忍な生体実験を披露していた。彼のことを取材していたジョージの身体に電極がつけられ電流が流された。絶叫がひびきわたる。カリブ海にうかぶのどかな島ケイマン。ここに引退した殺し屋ホランド(チャールズ・ブロンンン)が住んでいた。メキシコの病院長ロムリン(ホセ・ファラー)が訪ねてきて、モーロック抹殺を依頼する。始めは引退したんだと断わっていたホランドも、モーロックの犠牲者の話を聞かされ、友人ジョージの死を告げられると、無料で仕事を引き受けた。ジョージの未亡人リアナ(テレサ・サルダナ)が同行をせがみ、8歳の娘サラ(ニコール・トーマス)を連れ、家族ということにしてガテマラに行く。モーロックはガテマラに、妹クレア(アントワネット・バウアー)、用心棒ランドルフ(レイモン・サン・ジャック)らと住んでいるのだ。ホランドは、まずランドルフを殺し、その死体をモーロック邸の前におき去りにした。モーロックは関係のあるCIA部員ブリッグス(ジョン・グローヴァー)に圧力をかける。一方、ホランドはクレアのアパートに侵入し、彼女を誘拐して友人の別荘に監禁する。モーロックの手下が別荘にやってきたが、カー・チェースの末に逃げ切る。だが、トランクにとじ込めていたクレアは、敵の銃弾で死亡していた。ブリッグスが追ってきたが、ホランドにやられてしまう。ホランド、リアナ、サラは石切り場に逃げ込んだ。そこでは、奇形の石工たちが多数働いていた。モーロックがやってきて、リアナを人質にとるが、ホランドが彼女を救出。石工たちがモーロックを見て、接近してくる。彼らはモーロックの残虐な生体実験の犠牲者だったのだ。石工たちはつるはしを彼に振り降した。その後、ケイマン島にホランド、リアナ、サラの姿があった。