解説
虚勢を張る三流音楽監督と歌以外はいまひとつである少年が組み、様々な妨害や壁にぶつかりながらミュージカル大作のオーディション合格を目指すドラマ。監督はデビュー作「愛情の欠乏が二人の男に及ぼす影響」(未)が韓国で人気となり、本作の後に制作した「最後まで行く」(未)が第67回カンヌ国際映画祭監督週間部門に正式招待されたキム・ソンフン。チャンスを掴み巻き返しを図ろうとする三流音楽監督を「仁寺洞スキャンダル ~神の手を持つ男~」「マイ・リトル・ブライド」のキム・レウォンが演じる。また、舞台出演を目指してひたむきに練習を重ねるハーフの少年を演じたチ・デハンは、本作で第49回百想芸術大賞映画部門新人演技賞を獲得した。
ユーザーレビュー
「マイ・リトル・ヒーロー」のストーリー
大作の舞台を失敗させてしまった音楽監督のユ・イルハン(キム・レウォン)は、今では小さな児童ミュージカル劇団を手がけながら、いつかは再起したいと願っていた。そんな中、彼のもとに超大作ミュージカル『朝鮮の王』オーディションの話が舞い込む。子役と音楽監督とを組ませ『朝鮮の王』へ出演するペアを選ぶというオーディション番組の企画で、彼はその音楽監督最終候補5人に選出された。優勝すればブロードウェイに進出できると力が入るイルハン。姿を見ずに歌声だけで主演候補の少年を選ぶブラインドテストで澄んだ歌声のヨングァン(チ・デハン)を選んだところ、彼は歌のほかはいまいちで、ダンス経験もない上にフィリピン人の母ゆずりの褐色の肌を持っていた。ヨングァンは『朝鮮の王』主演には向かないと決めつけ諦めかけるイルハンだが、諦めずに努力を積み重ねるヨングァンのひたむきさに突き動かされ、奮起する。ヨングァンとイルハンのペアが披露した見事なパフォーマンスは視聴者からの支持を得て、決勝に進出。しかし制作サイドからヨングァンの優勝を阻もうとする圧力がかかってくる……。
「マイ・リトル・ヒーロー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マイ・リトル・ヒーロー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2012 |
公開年月日 | 2014年7月12日 |
上映時間 | 135分 |
配給 | ポニーキャニオン |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 不明 |
コピーライト | (C)2012 CJ E&M CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED |
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