プロミスト・ランド(2012)
ぷろみすとらんど PROMISED LAND- 上映日
- 2014年8月22日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2012
- 上映時間
- 106分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
-
ミャーノフ大佐
ガス・ヴァン・サント作品なので間違いはないだろうと観ていた。
脚本をマット・デイモンとジョン・クラシンスキーが書き、製作にも2人が参加している。よほどこの原作が気に入ったのだろう。
天然ガスを採掘する会社に勤める主人公スティーヴ(マット・デイモン)が相棒のスー(フランシス・マクドーマンド)とともに、田舎町にやってきて採掘権を得るために住民達を説得していく。そこに環境活動家ダスティン(ジョン・クラシンスキー)がやってきて住民に反対運動をしていく。そしてラストは...。
映画の最初で会社の社長とレストランで会うシーンはあるが、その後はどんな会社か判らない。ただ、主人公が頻繁に、会社は大企業であり、個人や環境団体など勝てない、と説明している。環境活動家はシェールガス採掘時の環境破壊を訴える。映画でその実態は全く見せない。会社がどのくらい大企業なのか、環境破壊がどんな物なのか(写真は登場させるが)。その実態を見せないのは不気味さがある。その一方で凄さが伝わってこない。痛し痒しか。隔靴掻痒か。実際の企業のでかさ、環境破壊のひどさを描いてないのは意図的であろうが、どうもそこが弱い。最後に企業のずるさが出てくるのだが。
真面目な映画で問題提起しているが、何処まで実感できるのだろうか。トランプなんかは自然保護区も掘りまくれ、っていっている。もっと真実を伝えないと(伝えても目先の金には勝てないかもしれないけど)判ってもらえないのでは。
最後の相棒のスーの言葉が意味深で、結局は皆目先で動いているのよ、と言っている。
フランシス・マクドーマンドは、美人じゃないからこんな役も良いよね。
アメリカでは、地方の田舎町で(この映画の様な)仕事する時は、その田舎町に合う服装にするんだね。面白かった。
「プロミスト・ランド(2012)」のストーリー
「プロミスト・ランド(2012)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プロミスト・ランド(2012)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2012 |
公開年月日 | 2014年8月22日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | Focus Features, Participant Media, Imagenation Abu Dhabi FZ |
配給 | キノフィルムズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
コピーライト | (C)2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved. |
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