マイ・ファニー・レディ
まいふぁにーれでぃ SHE'S FUNNY THAT WAY- 上映日
- 2015年12月19日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2014
- 上映時間
- 93分
- レーティング
- ジャンル
- コメディ
解説
本格的な劇場用長編としては『ブロンドと棺の謎』(01)以来、およそ13年ぶりとなるピーター・ボグダノヴィッチによる新作は、往年のスクリューボール・コメディにオマージュを捧げた文句なく楽しい傑作である。当人たちの意図せぬところで繋がっていく人間関係が笑いを誘う脚本が秀逸であり、転がるように進行する物語を淀みなく流れに乗せ、90分にまとめるボグダノヴィッチの熟練の技が冴えて素晴らしい。これぞ洗練の極みであり、ボグダノヴィッチ75歳にして新たな黄金期の到来を期待させてしまうほどである。オーウェン・ウィルソンやイモージェン・プーツ、脇を固めるジェニファー・アニストンやリス・エヴァンスなどのキャスティングも完璧。映画への愛が溢れ出る必見の1作である。第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門にて「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」の題名で上映された。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
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如庵
「She's Funny That Way」2015年; Peter Bogdanovich監督; RT(44%, on 96 | 5.27/10)
軽いノリでコールガールまでしていた下町育ちのイジーが、覚醒し女として女優として自立していくコメディ。主人公の成長物語とその名前、ダメ父の登場など名作マイフェアレディーへのオマージュでもあるかな。米国批評家の評判はイマイチながら、個々の演技とセリフに、つい笑ってしまう。判事もよい! クレジット以降のオマケ映像も楽しい。Keyとなるリスとナッツの口説き文句はE.Lubitsch監督「Cluny Brown」1946年からの本歌取りで笑えます!
「マイ・ファニー・レディ」のストーリー
新進のハリウッドスターが、記者からインタビューを受けている。高級コールガールを商売にしていたことを恥ずかしげもなく振り返り、そこから彼女のキャリアのきっかけを作った舞台演出家を巡る爆笑の物語が語られていく…。
「マイ・ファニー・レディ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マイ・ファニー・レディ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2014 |
公開年月日 | 2015年12月19日 |
上映時間 | 93分 |
製作会社 | Lagniappe Films, Lailaps Pictures, Venture Forth |
配給 | 彩プロ |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.myfunnylady.ayapro.ne.jp/ |
コピーライト | (C)STTN Captial,LLC 2015 |
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