ジェームズ・ガーナーがワイアット・アープ。彼のコメディ調の西部劇を3本観た後なので、「シリアスな西部劇もやるんだ。」とちょっとサプラズ。
映画は高校生の頃、テレビ放映で観た記憶があるが、そのときはたいした映画じゃないと記憶していたが、見直すと、おもしろいじゃない。ワイアット・アープが私怨でクラントン一家と対決する話。
それにしても脇がいいよねぇ。ジェイソン・ロバーズにロバート・ライアンだよ。
ジェイソン・ロバーズは、フレッド・ジンネマン監督「ジュリア」、ジョナサン・デミ監督「フィラデルフィア」などいい脇している。
ロバート・ライアンは御存じサム・ペキンパーの「ワイルドバンチ」。「狼は天使の匂い」はつまらない映画だったけど、彼がアウトロー役で渋い。
ところで邦題だけど「墓石と決闘」は無いよね。いわゆる”OK牧場の決闘”はトゥームストーン(tombstone)の街で起きたんだけど、tombstoneは訳すと墓石(これ、高校時代に調べた)。だから「墓石と決闘」。せめて「墓石町の決闘」では?
ちなみにおかしな邦題。皆さん御存じのスタンリー・キューブリックの「博士の異常な愛情...」。原題は「Dr. Strangelove or....」。Dr. Strangelove は名前なのに「博士の異常な愛情」としてしまった(わざとかもしれないけど)。もう一つ。007の第1作目「007は殺しの番号」(リバイバル時は「007 ドクター・ノオ」になったと思う)、この原作のタイトルが「Dr. No」。この原作(本)を日本に持ってくる時に、「医者は無用」と訳そう、といった人がいるとか。(早川ミステリ文庫、007シリーズを読んでいた時に、巻末解説に書いてあったと思う。記憶が古くてごめんなさい。)
ワイアット・アープについては、また別の機会に。