解説
『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミスの小説を「エデンより彼方へ」のトッド・ヘインズが監督した恋愛ドラマ。出演は、「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェット、本作でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したルーニー・マーラ。1952年のニューヨークを舞台に、人妻と女性店員の恋の物語をつづる。2024年12月20日~26日期間限定で、恵比寿ガーデンシネマ、テアトル梅田、シネコヤでの上映が決定。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「キャロル(2015)」のストーリー
1952年、ニューヨーク。ジャーナリストになるためにマンハッタンに出て来たテレーズ(ルーニー・マーラ)は、デパートの玩具売り場でクリスマスシーズンの臨時アルバイトをしている。テレーズには、なかなか結婚には踏み切れないでいるリチャードという恋人がいた。そんなある日、テレーズの前に、娘へのクリスマスプレゼントに人形を探している女性キャロル(ケイト・ブランシェット)が現れる。エレガントで洗練された美しさを持ち、裕福そうなのにどこかミステリアスな雰囲気を醸す彼女に、テレーズはたちまち心を奪われる。送り先伝票からキャロルの住所を知ったテレーズは、キャロルが置き忘れた手袋を郵送すると、すぐにキャロルから連絡が届く。二人は会うようになり、キャロルは離婚訴訟真っ最中の人妻で、娘の親権を巡って泥沼の争いをしていることを知る。婚約者からの求婚のプレッシャーや、これからのキャリアに対する不安からストレスを感じているテレーズは、クリスマス休暇に別居中の夫に娘を取られて孤独なキャロルから車での小旅行に誘われる。テレーズは生まれて初めて本物の恋をしていると実感し、キャロルとの愛の逃避行に出発するが、この旅がきっかけで二人の運命が思いがけない方向に向かうとは、まだどちらも気づいていなかった……。
「キャロル(2015)」の写真
「キャロル(2015)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「キャロル(2015)」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス アメリカ |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年2月11日 |
上映時間 | 118分 |
製作会社 | Number 9 Films=Film4=Killer Films |
配給 | ファントム・フィルム |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://carol-movie.com/ |
コピーライト | (C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2017年2月下旬号 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号 |
2016年 第90回 キネマ旬報ベスト・テン 外国映画ベスト・テン 2016年 第90回 キネマ旬報ベスト・テン 読者選出外国映画ベスト・テン |
2016年3月下旬映画業界決算特別号 |
読む、映画 「キャロル」 読む、映画 「キャロル」 |
2016年3月上旬号 |
ランダムウォーク 「キネ旬」的 映画の歩き方 ◆それぞれの性、さまざまな愛 「キャロル」インタビュー トッド・ヘインズ「監督」 REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評 「キャロル」 |
2016年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号 |
2015年 第89回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞 ベスト・テン カラーグラビア 外国映画ベスト・テン 2015年 第89回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞 ベスト・テン カラーグラビア 読者選出外国映画ベスト・テン UPCOMING 新作紹介 「【シネマ歌舞伎】喜撰 同時上映:【シネマ歌舞伎】棒しばり」 UPCOMING 新作紹介 「【シネマ歌舞伎】棒しばり 同時上映:【シネマ歌舞伎】喜撰」 UPCOMING 新作紹介 「キャロル」 |