火の山のマリア

ひのやまのまりあ IXCANUL
上映日
2016年2月13日

製作国
グアテマラ フランス

制作年
2015
上映時間
93分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

農業を営む貧しいマヤの母娘の姿を通して、グアテマラが抱える社会問題を描いたヒューマンドラマ。ハイロ・ブスタマンテ監督は、長編映画デビューとなった本作で、2015年ベルリン国際映画祭アルフレッド・バウアー賞を受賞。幼少期をマヤ文明の地で過ごした監督自らが取材を通じて知り得た事実も盛り込み、ドキュメンタリーのような臨場感溢れる作品に仕上げた。役者には現地の人々を起用している。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 翻訳家
    篠儀直子
    グアテマラ高地の暮らしがすぐれたドキュメンタリー映画のようにとらえられ、変化に富んだ地形、緑したたる森、色彩豊かな衣裳や日常の道具類、民間伝承、果ては人物の何気... もっと見る
  • ライター
    平田裕介
    雄大な火山、その灰が積もる原野、そこから吹く煙、そして古来の祭典や呪術。スピリチュアルでプリミティブな風景のなか、現代文明がもたらす沈痛な物語が淡々と進む。無垢... もっと見る
  • TVプロデューサー
    山口剛
    グアテマラの高地で農業を営み、迷信や呪術に従って生きる先住民マヤ人。その一家の母子の物語だ。娘は父親のいない子供を身籠る。堕胎が出来ないと知るや、娘と生まれてく... もっと見る

「火の山のマリア」のストーリー

17歳になるマヤ人のマリア(マリア・メルセデス・コロイ)は、農業を営む両親と一緒に暮らしていた。だが、家族は貧しく、作物を収穫できなければ借地を追い出されてしまう厳しい境遇に置かれていた。そこで両親は、地主のイグナシオにマリアを嫁がせようとする。ところが、コーヒー農園で働く青年ペペに惹かれていたマリアはある日、彼の子どもを身籠ってしまう。一方、農場は蛇の被害に悩まされていた。強力な農薬も効かず、頭を抱える人々。そんな時、マリアの妊娠が発覚する……。

「火の山のマリア」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「火の山のマリア」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 グアテマラ フランス
製作年 2015
公開年月日 2016年2月13日
上映時間 93分
製作会社 La Casa de Production, Tu Vas Voir Productions
配給 エスパース・サロウ
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://hinoyama.espace-sarou.com/
コピーライト (C)LA CASA DE PRODUCCIÓN y TU VAS VOIR-2015

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