解説
ハミルトン・ディーン及びジョン・L・ボルダーストン2人が脚本に組み立てたことにより舞台劇としても有名になっているブラム・ストーカー原作の小説を映画化したもので、「法の外(1930)」「鉄青年」の監督者トッド・ブラウニングが改作し、「河宿の夜」「法の外(1930)」のガレット・フォートが脚色し、ブローニング自身メガフォンをとった。主役を演ずるのは「心許すな殿方に」「反逆者」等に出演のベラ・ルゴシで助演者としては「ツェッペリン倫敦襲撃」「最敬礼」のヘレン・チャンドラー、「愛する権利(1930)」「摩天楼の銃声」のデイヴィッド・マナース、ドワイト・フライ、エドワード・ヴァン・スローン、「雷親爺」「怪紳士」のフランセス・デード、チャールズ・ジェラード、ジョーン・スタンディングその他が登場。撮影は「青春多恨」「姫君と武官」のカール・フロイントが担任。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「魔人ドラキュラ」のストーリー
500年前に死去したはずのドラキュラ伯爵はトランシルヴァニアの彼の古城に夜毎現れていた。ドラキュラは恐るべき精気を持って死棺の中に生息していたのである。若い法律家のレンフィールは既にドラキュラの魔気にかかり彼の古城に招きよせられ、ドラキュラの命ずるままに死棺を英国行きの漁船に積んだ。途中、洋上で大暴風雨に会い、難破し彼ら2人はウィスピーの漁村に漂着した。そして近所のカーファックス寺院の地下室にドラキュラの死棺は置かれた。半狂人となったレンフィールドは下僕の如くドラキュラが命のままに動き、ドラキュラは夜毎、街に現れて若い女の生き血を吸い求めて歩いた。レンフィールドは遂に狂人病院に収容されたがドラキュラはミイラと化し、ある時は霧となって魔手を延ばした。ドラキュラはミナという美しい女性に近づき始めた。ミナの恋人ジョン・ハーカーと科学者のヴァン・ヘルシングはミナに魔が就いていることを観破し、そしてドラキュラの挙動を注意していた。最後にドラキュラの正体を見極めたハーカーとヘルシングは協力してカーファックス寺院の地下室を襲い暁近くドラキュラの生命を永遠に絶つことが出来たのである。と同時にミナも正気に返りハーカーの胸に抱かれたのである。
「魔人ドラキュラ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「魔人ドラキュラ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1931 |
公開年月日 | 0年0月0日 |
上映時間 | 74分 |
製作会社 | ユニヴァーサル映画 |
配給 | 大日本ユニヴァーサル社 |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1996年11月下旬号 | COMING SOON【新作紹介】 ベラ・ルゴシの魔人ドラキュラ |