解説
フランス人女性とドイツ将校との愛の行方を描くラブロマンス。1940年、ドイツ占領下のフランス田舎町。戦地に赴いた夫を待つリュシルが暮らす屋敷に独軍中尉ブルーノがやって来る。音楽への愛を共有する二人はいつしか心を通わせていくが……。アウシュヴィッツで生涯を閉じた作家イレーヌ・ネミロフスキーによる未完の同名小説を「ある公爵夫人の生涯」のソウル・ディブ監督が映画化。同作でアカデミー衣装デザイン賞を受賞したマイケル・オコナーが再度衣装を担当。出演は「マリリン 7日間の恋」のミシェル・ウィリアムズ、「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス、「君と歩く世界」のマティアス・スーナールツ、「オン・ザ・ロード」のサム・ライリー、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のマーゴット・ロビー。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
やっぱり言語が気になるよなあ。第二次世界大戦初頭、ドイツがフランスを占領し始めた頃のフランスの田舎が舞台。フランス人とナチス軍人が登場人物なんだけど、皆、映画でお話ししている。ドイツの兵隊が離す時、途中途中でドイツ語を使っているんだけど、英語とドイツ語の使い分けがわからない。フランスが舞台なんだからフランス語でやって!これは、制作者側が英語圏の人なので、こうなったのかな。(あのハーヴェイ・ワインスタインも製作に加わっていた)。
意地悪な義母がクリスティン・スコット・トーマスだったとは。どこかで観たなあとは思っていたが。マーゴット・ロビーはエンドクレジットを観るまでわかりませんでした。
よくできた映画だったので、英語での製作は興ざめだった。
ラスト、同僚が殺されてもああなるかなあ。
「フランス組曲」のストーリー
1940年6月。ドイツ軍の爆撃にさらされたパリは無防備都市となり、フランス中部の町ビュシーにパリからの避難民が到着した頃、独仏休戦協定が締結、フランスはドイツの支配下に置かれた……。結婚して3年、戦地に赴いた夫を待つ妻リュシル(ミシェル・ウィリアムズ)は、厳格な義母(クリスティン・スコット・トーマス)と大きな屋敷で窮屈な生活を送っていた。そんなある日、屋敷にドイツ軍中尉ブルーノ(マティアス・スーナールツ)がやって来る。緊迫した占領下の日々の中、ピアノと音楽への愛を共有するリュシルとブルーノ。やがて二人はいつしか互いの存在だけが心のよりどころとなっていく。それは同時に、狭い世界に生きる従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだった……。
「フランス組曲」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フランス組曲」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス フランス ベルギー |
製作年 | 2014 |
公開年月日 | 2016年1月8日 |
上映時間 | 107分 |
製作会社 | Alliance Films, Qwerty Films, Scope Pictures |
配給 | ロングライド |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
コピーライト | Photo:Steffan Hill (C) 2014 SUITE DISTRIBUTION LIMITED |
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