キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱
きゅりーふじんてんさいかがくしゃのあいとじょうねつ RADIOACTIVE解説
人類史上初めてノーベル賞を2度受賞した天才科学者キュリー夫人の激動の半生を、実話をもとに描いたヒューマンドラマ。放射線元素を発見し、1903年にノーベル物理学賞、1911年に同科学賞を受賞した輝かしい業績、愛する夫との出会いと別れ、女性や移民であるため差別を受けたことなど、知られざる人生の“光と影”に焦点を当てる。キュリー夫人を「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク、夫ピエールを「マレフィセント」シリーズのサム・ライリー、監督を「ペルセポリス」のマルジャン・サトラピが務めた。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家上島春彦もちろん偉大な女性科学者の伝記映画だが、原題を読めば分かるように放射能科学のその後、半世紀の推移も見据えた作りになっている。広島での原爆使用から戦後の核実験(高... もっと見る
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「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」のストーリー
19世紀、パリ。ポーランド出身の若き女性研究者マリ・スクウォドフスカは、ソルボンヌ大学から性差別を受け、ろくに研究の機会を与えられないでいた。そんな中、同僚の科学者ピエール・キュリーと運命的な出会いを果たした彼女は、結婚してキュリー夫人となる。彼の支援で研究に没頭した彼女は、ラジウムとポロニウムという新しい元素を発見したことから夫婦でノーベル賞を受賞する。科学界を席巻するが、ふたりの幸せは長続きせず、夫は不慮の事故死を遂げてしまう──。さらに、彼女が発見したラジウムは癌細胞の治療に役立つ一方、核兵器としても利用されるようになり、彼女の苦悩は深まっていくのだった。
「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」の映像
「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」の写真
「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2022年10月14日 |
上映時間 | 110分 |
製作会社 | Working Title Films=Shoebox Films |
配給 | キノフィルム(提供:木下グループ) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://movie.kinocinema.jp/works/radioactive |
コピーライト | (C) 2019 STUDIOCANAL S.A.S AND AMAZON CONTENT SERVICES LLC |
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