未来を花束にして
みらいをはなたばにして SUFFRAGETTE
解説
20世紀初めにサフラジェットと呼ばれた女性参政権活動家たちに焦点をあてたドラマ。悪条件下で洗濯工場勤めをするモードは、参政権を求めて活動する女性たちと出会う。彼女は強い反発を受けながらも、未来への希望を胸に、社会を変える運動に参加していく。運命を変えようと立ち上がる労働者階級の母親を「華麗なるギャツビー」のキャリー・マリガンが、女性社会政治同盟(WSPU)のリーダーをアカデミー賞女優メリル・ストリープが、女性活動家を参政権運動時代のイギリス首相ハーバート・ヘンリー・アスキスのひ孫にあたる「アリス・イン・ワンダーランド」のヘレナ・ボナム=カーターが演じる。
ユーザーレビュー
「未来を花束にして」のストーリー
1912年、ロンドン。夫サニー(ベン・ウィショー)と幼い息子ジョージの3人で暮らすモード・ワッツ(キャリー・マリガン)は、夫ともども洗濯工場で働いていた。劣悪な環境下で長時間働くものの、給料は低かった。ある日洗濯物を届ける途中に洋品店のショーウィンドウをのぞいていたところ、突如ガラスに石が投げ込まれる。女性参政権を求め活動する女性社会政治同盟(WSPU)の過激行動に出くわしたのだった。サフラジェットと呼ばれる女性参政権を求める活動家と出会っていくモード。時同じくして女性参政権運動への取り締まりが厳しくなり、アイルランドでテロ対策にあたっていたスティード警部が新たに赴任すると、彼はカメラによる市民監視システムを導入。モードは無関係ながらターゲットの一人として見られてしまう。そんな中、下院の公聴会で証言するはずだった同僚のバイオレット(アンヌ=マリー・ダフ)が夫に殴られ怪我をし、代わりにモードが向かう。工場での待遇や身の上を語るうちに、自分が違う生き方を望んでいることに気付いていった。モードも連帯を示す花を帽子に着け、反発を受けながら、社会を変える闘いに参加していく。
「未来を花束にして」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「未来を花束にして」のスペック
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