無音の叫び声
むおんのさけびごえ- 上映日
- 2016年4月9日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2015
- 上映時間
- 122分
- レーティング
解説
山形県の小さな村に暮らす79歳の農民詩人・木村迪夫の生き様を追ったドキュメンタリー。戦後を見つめ続けてきた木村の目を通して、日本の今を照らし出す。詩の朗読は「祖谷物語 おくのひと」の田中泯。監督は「天に栄える村」の原村政樹。「人生の約束」の室井滋がナレーションを担当し、地方の豊かな芸術や文化にもスポットを当てる。2016年1月23日よりフォーラム山形にて先行ロードショー。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志まず、冒頭で読まれる稲の詩に惹かれる。作者は、山形県上山市牧野で農業を営む木村迪夫さん。それは、田の代掻きをし、苗を植え、その生育に心身を砕いてきた農民なればこ... もっと見る
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映画文筆系フリーライター、退役映写技師千浦僚「1000年刻みの日時計」の根本にこのような農民詩人の存在があったことを知らなかった。本作の主人公である農民詩人木村迪夫氏の作品はそれ自体がドキュメンタリーだ。... もっと見る
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文筆業八幡橙山形の農民詩人、木村迪夫が朴訥と、それでいて痛烈にことばに込め続けてきた思い。叔父と父を戦争で亡くし、農業の傍ら東京に出稼ぎし、ごみの収集をも生業にしながら生き... もっと見る
「無音の叫び声」のストーリー
山形県上山市牧野で小作人の長男に生まれた木村迪夫は、戦争で父と叔父を失う。戦後は自作農になったものの、出稼ぎや廃棄物収集業の仕事にも就くなど、高度経済成長期に社会の底辺で暮らすことを強いられてきた。その一方で、60年以上に渡って社会の矛盾や戦争の非道さを詩の中に綴ってきた。それだけでなく、衰退する農村を憂い、三里塚闘争を記録していた独立プロダクションの小川プロを自宅の隣に呼び寄せたり、叔父の遺骨を探しに太平洋の激戦地・ウェーキ島での遺骨収集事業に参加したりするなど、その活動は農業や詩の創作に止まらなかった……。
「無音の叫び声」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「無音の叫び声」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | 日本 |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年4月9日 |
上映時間 | 122分 |
製作会社 | 映画「無音の叫び声」製作委員会(企画:映画「無音の叫び声」製作委員会) |
配給 | 映画「無音の叫び声」製作委員会(配給宣伝協力 きろくびと) |
レイティング | |
公式サイト | http://www.eiga-muon.net/ |
コピーライト | (C)「無音の叫び声」製作委員会 |
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