解説
「百円の恋」の脚本家・足立紳の監督デビュー作。1987年の田舎町。悶々とした日々を送る中学生のタカシは、隣に住む幼馴染みで巨乳のメグミのことが気になっている。そんななか、町のレンタルビデオ屋でAV女優がサイン会を開催するという噂が聞こえてきて……。出演は、新人の犬飼直紀、「団地」の濱田マリ、「二重生活」の門脇麦、「起終点駅 ターミナル」の和田正人、女性アイドルグループSUPER☆GiRLSの浅川梨奈、「俺物語!!」の健太郎、「お盆の弟」の光石研。音楽を「百円の恋」の海田庄吾、撮影を「お盆の弟」の猪本雅三が担当する。第29回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門公式出品作品。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志そうか、これは1987年の話だったのだと改めて思ったのは、田舎町のビデオ屋に並んでいるのが、DVDでなく、ビデオテープだったからだ。その厚いパッケージが、中学生... もっと見る
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映画評論家上島春彦カッコ悪いことへの思い入れが強すぎて、妙に重い映画になった。廃車置き場シーンとか長い。師匠相米へのオマージュなのか。脚本家が監督も兼ねると、全部きちんと描きたく... もっと見る
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映画評論家モルモット吉田誰とでも繋がって欲望の直取り引きが出来てしまう今と違い、30年前の中学生は初心だった。童貞中学生のエロ衝動に映画の可能性を求めた意欲作かつ、迂回作戦を取りつつ、... もっと見る
「14の夜」のストーリー
1987年の田舎町。中学生のタカシ(犬飼直紀)は、どうにも悶々とした日々を送っている。ずっと家でうじうじしている父親(光石研)もカッコ悪くて嫌いだ。今日も婚約者(和田正人)を連れて帰って来た姉(門脇麦)に対し、父は情けない態度をとるばかり。町を歩いているとすぐに絡んでくるヤンキーたちも鬱陶しいが、隣に住む幼なじみで巨乳のメグミ(浅川梨奈)はちょっと気になっている。そんなタカシが柔道部の仲間たちと入り浸っている、町に一軒だけあるレンタルビデオ屋にAV女優のよくしまる今日子がサイン会にやってくるという噂が聞こえてきて……。
「14の夜」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「14の夜」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ 青春 冒険 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年12月24日 |
上映時間 | 114分 |
製作会社 | 製作:「14の夜」製作委員会(東映ビデオ=プレス)(製作プロダクション 東北新社) |
配給 | SPOTTED PRODUCTIONS |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://14-noyoru.com/ |
コピーライト | (C)2016「14の夜」製作委員会 |
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