解説
詩人としても活躍する福間健二監督作品。出版社を経営する編集者・宮本。その友人で作家の村岡は代表作『秋の理由』以降、小説を発表しておらず、精神的な不調から声が出なくなる。村岡の新作を出したいと思う宮本は、実は村岡の妻・美咲に想いを寄せていた。出演は、「百円の恋」の伊藤洋三郎、「夢の女 ユメノヒト」の佐野和宏、「東京の日」の趣里、「キャタピラー」の寺島しのぶ。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「秋の理由」のストーリー
本の編集者である宮本守(伊藤洋三郎)は、小さな出版社・黙示書房を経営している。しかし経営は苦しく、事務所をたたむことになる。宮本の友人で作家の村岡正夫(佐野和宏)は、代表作『秋の理由』以降、小説を発表しておらず、精神的な不調から声が出なくなり、筆談器を使っている。村岡の才能を信じる宮本は、彼の新作を出したいと思っている。そして実は、村岡の妻・美咲(寺島しのぶ)に想いを寄せていた。ある日、宮本と村岡の前にミク(趣里)という女性が現れ、『秋の理由』を何回も読んだという。彼女は『秋の理由』のヒロインに似ていた。宮本はミクと過ごすうちに美咲への思いをはっきりと自覚するが、美咲はそれを受け入れようとはしない。しかし、美咲と村岡の関係は険悪になっていく。正気と狂気の間を揺れ動く村岡は、難民的な男女の群れの中に自分がいる夢をよく見るようになる。村岡は自分のそばに宮本がいることを苦痛に感じ、宮本にそれを告げてしまう。すると宮本は、村岡に、自分に、そしてこの世界のあり方に対して怒りを爆発させる。
「秋の理由」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「秋の理由」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年10月29日 |
上映時間 | 88分 |
製作会社 | 「秋の理由」製作委員会(tough mama 渋谷プロダクション) |
配給 | 渋谷プロダクション |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://akinoriyuu.com/ |
コピーライト | (C)「秋の理由」製作委員会 |
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