国選弁護人 ユン・ジンウォン
こくせんべんごにんゆんじんうぉん THE UNFAIR- 上映日
- 2016年10月1日
- 製作国
- 韓国
- 制作年
- 2015
- 上映時間
- 126分
- レーティング
- ジャンル
- 社会派 サスペンス・ミステリー ドラマ
解説
実際の事件にインスパイアされた法廷サスペンス。再開発地区の強制撤去現場で暴動が起き、警官一名が死亡する。犯人として逮捕されたジェホは、警官に殺された息子を守ろうとしただけだと主張する。国選弁護人ジンウォンは、捜査記録に不自然な点を見つける。監督・脚本は、本作が初監督作品のキム・ソンジェ。共同脚本は、「7級公務員」のチョン・ソンイル。出演は、「プンサンケ」のユン・ゲサン、「ベテラン」のユ・ヘジン、「渇き」のキム・オクビン、「インサイダーズ 内部者たち」のイ・ギョンヨン。青龍映画賞脚本賞受賞。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
韓国映画の弁護士と検察とか判事とか政府とか出てくる物は何本か観ているが、大体、大学の先輩、後輩とか、結婚で繋がっているとか、政治家とつるんでいるとか、なんかこんな設定が多い。韓国は日本よりも儒教の強い国なので、上下関係、家族主義がつよいというのは判るのだが、毎回こんな設定では飽きてくる。韓国って本当にこんな縁由で物事が動いているのかと思ってしまう。日本よりは多いかもしれないが、そんなに社会を動かすまでではないんじゃない?検察や警察だってそんな捏造をしないと思うけど。日本でも警察のよる証拠捏造は時々話題になるけどね。
話の筋は単純なんだけど、なんか説明不足かな。それと脇の登場人物が突然出てきたりして。検察が裁判に合わせて弁護士の事務所を別件で捜査するかねぇ。身代わり犯に仕立てられた男と検察との裏取引がその身代わり犯にこっそり録音されているんだけど、そんな事って出来るの?
警察官の息子を殺された父親と、その警察官に息子を殺されてその警察官をころした父親の葛藤を話の主題に持ってきたらもっと違った深い映画になったように思う。
相棒の弁護士を演じた役者、他の映画でも観たことある思い名前を確認したらユ・ヘジンという役者さんだ。顔が特徴的なので覚えやすい。今、日本でこのようなバイプレイヤーは誰になるのだろう。昔だったら伊藤雄之助とか、加藤嘉とか、殿山泰司とかいたのになあ。
「国選弁護人 ユン・ジンウォン」のストーリー
再開発地区の強制撤去現場で暴動が起き、警官が一名死亡する。現場に立てこもりを続けていた住民の一人パク・ジェホ(イ・ギョンヨン)が犯人として逮捕されるが、ジェホの息子もまた現場で命を落としており、彼は「息子は警官に殺された。自分は息子を守ろうとしただけだ」と主張する。しかし、その言葉に耳を貸す者はいない。国選弁護人として、コネも学歴もなく大きな訴訟の経験も乏しい三流弁護士ユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)が事件の担当を依頼される。初めはジェホの言葉を疑っていたジンウォンだったが、事件の概要を調べるとすぐ捜査記録に幾つかのおかしな点があることに気づく。国家事業レベルの再開発現場で起きたあまりに不自然な出来事に、眠っていた功名心とわずかな正義感を奮い立たせたジンウォンは、警察、検察、裁判所そして政治家たち、国家権力全てが事件を闇に葬り去ろうとする中、世論を味方につけることを思いつく。そうして国を相手に、賠償請求額わずか100ウォン、ただ真実のみを求めた前代未聞の訴訟を起こす。
「国選弁護人 ユン・ジンウォン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「国選弁護人 ユン・ジンウォン」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年10月1日 |
上映時間 | 126分 |
配給 | クロックワークス |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
コピーライト | (C) 2015 CINEMASERVICE All Rights Reserved. |
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