グッバイ、サマー
ぐっばいさまー MICROBE & GASOLINE
解説
「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリーが、自ら脚本も手掛けた自伝的青春ロードムービー。数々の悩みを抱える14歳のダニエルは、風変わりな転校生テオと意気投合。2人でスクラップを集めて“動くログハウス”を作り、夏休みに旅に出る。出演は、オーディションで抜擢された新人のアンジュ・ダルジャンとテオフィル・バケ。「ムード・インディゴ うたかたの日々」のオドレイ・トトゥが脇を固める。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「グッバイ、サマー」のストーリー
14歳。子供でもなく、大人でもない狭間の時期。画家を目指すダニエル(アンジュ・ダルジャン)は、たくさんの悩みを抱えていた。中学生になっても女の子のような容姿で、クラスメイトからは“ミクロ”と呼ばれてバカにされ、恋するローラ(ディアーヌ・ベニエ)からは全く相手にされない。おまけに母親は過干渉で、兄貴は暴力的なパンク野郎。誰も本当の自分を理解してくれない……。そんなある日、ダニエルのクラスに風変わりな転校生がやって来る。名前はテオ(テオフィル・バケ)。目立ちたがり屋で、自分で改造した奇妙な自転車を乗り回し、家業のせいで身体からガソリンの匂いを漂わせている。周囲から浮いた存在のダニエルとテオは意気投合し、すぐに親友になる。学校や家族、仲間など周囲が2人を枠に当てはめて管理しようとする息苦しく、うんざりするような毎日。そんな日々から脱出するため、彼らは“ある計画”を思いつく。それは、スクラップを集めて“夢の車”を作り、夏休みに旅に出る事だった……。
「グッバイ、サマー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「グッバイ、サマー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ 青春 ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年9月10日 |
上映時間 | 104分 |
配給 | トランスフォーマー(提供 シネマライズ=トランスフォーマー |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://www.transformer.co.jp/m/goodbyesummer/ |
コピーライト | (C)Partizan Films- Studiocanal 2015 |
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