ソング・オブ・ラホール
そんぐおぶらほーる SONG OF LAHORE- 上映日
- 2016年8月13日
- 製作国
- パキスタン アメリカ
- 制作年
- 2015
- 上映時間
- 82分
- レーティング
- ジャンル
- アート
解説
タリバンによって禁じられた音楽文化を取り戻すため、ジャズに挑むパキスタンの伝統音楽家たちを追ったドキュメンタリー。伝統楽器を用いてジャズの楽曲『テイク・ファイヴ』をカバーした彼らがニューヨークに招待され、ビッグバンドと共演するまでを見つめる。監督は、『セイビング・フェイス 魂の救済』、『A Girl in the River: The Price of Forgiveness』で2度、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したシャルミーン・ウベード=チナーイと、本作が初監督作となるアンディ・ショーケン。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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批評家。音楽レーベルHEADZ主宰佐々木敦カメラはザ・サッチャル・アンサンブルの練習風景を丹念に捉えていく。イスラム原理主義の圧政によって活動を妨げられたあげく、彼らは民族楽器でデイヴ・ブルーベックの超... もっと見る
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映画系文筆業奈々村久生音楽ドキュメンタリーの見方がいまだわからないという個人的な課題がまたもや試される。本作では政府やタリバンによって抑圧されたパキスタンの音楽の歴史が背景にあり、そ... もっと見る
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TVプロデューサー山口剛消滅の危機にあるパキスタンの伝統音楽の演奏家たちがジャズに最後の活路を求める。ウィントン・マルサリスに招かれニューヨークの檜舞台を踏むが、本番直前までごたごたが... もっと見る
「ソング・オブ・ラホール」のストーリー
パキスタン・イスラム共和国の街ラホール。インド亜大陸で千年以上に亘り芸術の中心だったが、1970年代末からイスラーム化が進みタリバンによって音楽を禁じられ、いまでは音楽ファンはほとんど消えてしまった。そんな中、世間から忘れ去られた伝統音楽家たちが、自分たちの音楽と聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出る。パキスタンから現れた異色のジャズバンド“サッチャル・ジャズ・アンサンブル”は、伝統楽器を用いてジャズの楽曲『テイク・ファイヴ』をカバー。そのプロモーション映像はまたたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録する。その後、トランペット奏者のウィントン・マルサリスが、彼らとセッションすべくニューヨークへ招待。ところがリハーサルで両者は噛み合わず、“サッチャル・ジャズ・アンサンブル”は本場ジャズの厳しい洗礼を受けてしまう。果たして彼らは無事本番を迎えることができるのか……。
「ソング・オブ・ラホール」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ソング・オブ・ラホール」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アート |
製作国 | パキスタン アメリカ |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年8月13日 |
上映時間 | 82分 |
配給 | サンリス ユーロスペース |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://senlis.co.jp/song-of-lahore/ |
コピーライト | (C)2015 Ravi Films, LLC |
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