解説
俳優・水谷豊が40年越しの構想を実現させ、タップダンスを題材にショービジネスの光と影を映したドラマ。事故でダンサー生命を絶たれ、今や酒浸りになった渡。旧知の劇場最後の作品の演出を引き受け若手と交流するうちに、彼の止まっていた時が動き始める。水谷豊は初めて監督に挑み、主演も兼ねる。「僕は友達が少ない」の北乃きい、「団地」の岸部一徳らが共演するほか、オーディションで選ばれたダンサーたちが一堂に会する。「座頭市」(2003)や「TAKESHIS'」のダンスシーンを手がけたHIDEBOHがタップダンス振付・監修を担当。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志水谷豊が杖を突きながら歩く姿は決まっているし、彼にラストショウを打ち上げさせようとする岸部一徳や六平直政の佇まいも心得たもの。それより出番の少ない夏木萌の事務員... もっと見る
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映画評論家上島春彦評価はドラマ部分に対して。クライマックス、30分近く続くショー場面は至上の五つ星としたい。そこまで耐えて劇場で見てね。それにしても各ダンサーの挿話全て、物語とし... もっと見る
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映画評論家モルモット吉田水谷が監督主演という保険があるので、若手ダンサーを実力重視で揃えているだけあってダンスシーンは圧巻。かつて水谷が市川崑へ企画を持ち込んだ時は、自閉した主人公がタ... もっと見る
「TAP THE LAST SHOW」のストーリー
タップダンサー、渡真二郎(水谷豊)は天才の名をほしいままにしていたが、19年前に舞台中の事故でダンサー生命が絶たれてしまう。その後演出家に転身したもののあまりの厳しさに彼の周りからは人が離れていった。ショービジネス界から遠ざかり酒に溺れる彼のもとに、ある日、旧知の劇場支配人・毛利(岸部一徳)がやってきて、劇場最後のショーの演出を依頼する。最高の舞台で劇場の最後を飾りたいという毛利の思いを受け、渋々引き受ける渡。それぞれ事情を抱えた若きダンサーたちと交流するうちに、自分がかつて垣間見た舞台の向こう側にある輝く世界を彼らに託そうと決意する。
「TAP THE LAST SHOW」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「TAP THE LAST SHOW」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2017年6月17日 |
上映時間 | 133分 |
製作会社 | 「TAP」フィルムパートナーズ(テレビ東京=トライサム=東映=木下グループ=東映ビデオ=メ~テレ=北海道テレビ)(製作プロダクション:東映東京撮影所=東映テレビ・プロダクション) |
配給 | 東映 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | http://www.tap-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2017 TAP Film Partners |
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